「新撰組!」を観る

NHKの公式HPに池田屋のセットの解説が出ています。図面クリックすると、戦いのシーン出てくるので楽しいですね。これは復元図面に依らずオリジナルなセットとされたようです。でも雑誌「歴史街道」に載ってる復元図面と見比べると、NHKのは、左右反転というか鏡像になっていますね。歴史街道の間取り見て、頭に入れてからドラマの場面見ましたが、NHKの解説図面見て、初めて気付いた。そう言えば吹き抜けの位置が、復元図面では中庭で、スポーツ実況用の移動カメラで撮ったシーン見ていて、えらい長い中庭やな、と思ってはいましたし、いい加減な記憶です。左右反転、鏡像にした意図は何なのでしょうか?動きを捉えるときの滑らかな流れとして、陸上トラック競技の中継は反時計回りの動きで、左から右へ動くから、その動きにした時に吹き抜けが向かって左にある方がより効果的な映像になったからでしょうか。
全体の動き同時に立体的に見せる為、本来壁のところ抜いて開放したらしい。それで、「劇的ビフォーアフター」の解体シーンみたいに骨しか感じなかった訳ですね。ナルホド面白い。

セット全体で非常に意識したのは狭さです。京都の町屋はとても狭いので、刀を振りかぶるとあちこちにぶつかります。狭さを意識した殺陣によって、戦いがいっそう迫力を増すというわけです。また特徴としては、壁をほとんどなくして、奥まですべて抜けるような構造にしています。これもワンステージ効果を狙ったものです。

http://www3.nhk.or.jp/taiga/topic/ikedaya/f_ikedaya.html
NHKの公式HP こだわりポイントから「セット紹介、池田屋探訪」より