祝アテネ五輪出場!サッカーU-23

久し振りの快勝ですね。選手のがんばりと、フォーメーション変更の勝利ですね。今までの3-5-2から3-4-3にして、凄く流れが良かった。2002年W杯の時の韓国代表が快進撃した時のフォーメーションと同じスタイルを思い出した。アジア系の体格には合ってるのかもしれないね。これは最後のオプションなのか、常時このスタイルでいくのか分からないけれど、期待を感じますね。
人間の視覚は瞬間的に数を見分けれる最初の閾値が4個だという。それを超えるとガクンと処理スピードが落ちる。そして8個を超えると指差しカウントとかしないと、訳が分からなくなってしまう。
僕は20代の頃サッカー好きで、チームが当時の社会人リーグの4部(誰でも入れる)に加入した時、レフェリーの資格も取った(取らされた)
その時の経験からも、オフサイドの判定の時、瞬間的な判断でプレーヤーの群集から分離して見えてくるのは、だいたい4個(DF、FW1、FW2、ボール)ぐらいだった。それを超えると、判断が混乱する。ドーハの悲劇のあった直後のアメリカW杯の時、ルール改正で、シュートの時等でオフサイドポジションの選手がプレーに関与していなければ、オフサイドでは無くなったが、これによって線審の負担は実は恐ろしく増えたはずであるが、当時誤審も多かったように記憶する。
サッカーとは違うが、京都、竜安寺の石庭の3-5-7の配列はちょうど、その閾値前後をうまく利用して、石の配列をデザインしている好例と思う。昔の人間も本能的に知っていたんだろう。
その原理をサッカーに応用すれば、4個以下のまとまりをコアにして、組織していくのがスピーディなはずだと思う。だから今日の3-4-3やA代表ジーコの4-4-2に期待してしまう。トルシエのフラットスリーは、その意味から分かり易すぎたんだと思う。相手にも簡単に流れを読まれてしまう。
これは山本昌邦監督の進化の始まりの始まりでしょうか。彼のHPもユニークですね。トルシエのトルコ戦での采配に対して、「他にもっと違う選択肢はなかったのかと煩悶してしまう」と正直に語っている。本番でも頑張って欲しいですね。

山本昌邦監督のアテネ経由ドイツ行き
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