アートセラピー関係の著作読む(借りる)

一つは「芸術療法ハンドブック」C.ケイス/T.ダリー共著
パラパラと飛ばし読みの悪癖で、順番無茶苦茶に読んでしまうのですが、ユニークなのは芸術療法室なる実際に行われた試みの間取り図が載せられていることである。一部引用

レイトンストーンハウス内の現在の芸術療法部門は、一時的な間に合わせのもので空家になった家/病棟のなかにあった。(中略)この施設の雰囲気は1993年に閉鎖されることになっていたので、移行期で一時的なものといったものであった。(中略)このことは大規模な精神力動的芸術療法グループのための仕組みを築くうえで、特に有用なことでもあった。なぜなら、環境が時間と空間とともに発展するグループの経過や関係を反映し、まるで生命のある有機体のような成長を遂げることができたからである。

いわゆるチャンスオペレーション的なプロジェクトの進め方を言っているようですね。一つのアクションがきっかけで、予期せぬ方向へ進んでいく。それを積極的に取り入れ順次それを踏まえて行動が発生するようなイメージですね。僕的には行き当たりばったりとも言いますが(すいません)
このblogの進め方もだいたい、そんな感じですね。子供がしたいことをサポートするような感じです。
もう一つは「表現アートセラピー」ナタリーロジャース著
こちらは少し難しいこと書いている。

「表現アートセラピー」とは絵画、ダンス、音楽などのさまざまなアートを自在に組み合わせ、人間本来もつ内的な成長プロセスを育む統合的な独自のアプローチである。(中略)グリーフワーク(喪の行為)として、摂食障害や虐待などからの回復など多くの場面で有効である。

著者のHPのアドレス載っているのでリンクします。何となく本の宣伝用かも。
http://www.nrogers.com/
PWSの場合の過食症とここで書かれている摂食障害はたぶん違う雰囲気ですが、何が参考になるかは判りませんから、既成概念無しで、読んでみようとも思う。
喪の行為と言われると少し難しいですけどね。
何となくどれも敷居が高そうな雰囲気ですね。
絵画教室やってるというアーティストさんに以前聞いた話では、今日は自由にお絵描きしましょうね、と言うと全員ドラエモン描いてたらしいけどね。