ライフスライスカメラ

ライフスライス研究所」の川井拓也さんのインタビュー記事(讀賣新聞夕刊 2003年12月2日)を読む。http://www.lifeslice.net/index3.html

五分間隔で自動的にシャッターが切れる小型のデジタルカメラ。朝起きると、この「ライフスライスカメラ」を首からぶら下げ、そのまま一日を過ごす。(中略)「自分の画像を見ると、パソコンと地下鉄、コンビニばかり。ところがイタリアの主婦に使ってもらうと、夕食の画像だけで20枚以上ある。毎日見比べているうちに、自分の生活はおかしいのではないか?と足元を見つめ直すきっかけにもなる」

ひとつの無意識機械のようなものですね。でも何故5分間隔なんだろう?とふと思う。自分で自分を監視するという感じでしょうか?

アーチャンアートのところで、毎日の写メールを何万枚と壁にディスプレイして展覧会してみたら、面白いだろうなと書き込んだことがあるが、同じような事考えて、既にされていた。しかも作品は文化庁の賞まで取っていた。
http://plaza.bunka.go.jp/museum/special/lifeslice.html
その作品は、デザインされ一つの構成がされている。僕のイメージでは、ただ延々と並べるという感じかな。始まりもなく終わりも無くという風に。
デザイン=意識の作用VS自動的にシャッターを切る=無意識機械という分離的、対立的関係には持ち込みたくないな。