ためしてガッテン

NHKの番組「ためしてガッテン」拝見。
認知症!介護の新技で症状が劇的に改善する」
prader-willi症候群のいろいろな症状の記述を読むと、成人後に認知症のような状態になる場合があるという記述を読んだ事があり、また現在でも短期記憶のところは弱かったり、感情的になり興奮しやすいところがあるなど、今日のテーマの認知症と、とても似ている部分があると感じました。それ故に、今日紹介のあった対処法としてのバリデーションも、認知行動療法のうち、認知症に特化したような内容で、とても理解し易い感じで、認知行動療法の解説が、やや難解で専門領域のセラピー的な印象が強い印象に較べて、やりやすそうだし、とりあえずこれだけでも実践することで、PWSの行動面精神面の問題対処に有効と感じました。
また、感情面は認知症になってからも当然機能していて、そこをうまく刺激してあげる事で、記憶がしやすくなったり、また逆に感情面を抑制してしまうことで、爆発してしまうなども、PWSとの共通した感じがありますね。感情を司る扁桃体がおそらくPWSでは変異があって、より興奮しやすい性格となっている可能性があるだろうし、その事によって、関わり方によっては、問題行動の原因となった対象へのこだわりが、より強化されてしまう可能性もあるだろうし、とにかく興奮させないようにする、感情を落ち着かせる、というところがポイントだろうと思いますね。笑顔の力も、やはりとても大きな物と再認識。

ためしてガッテン
認知症!介護の新技で症状が劇的に改善する」
http://cgi4.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20100915
NHKより引用

バリデーションの方法の一部
アイコンタクト
相手の言葉を疑問形で返す(間違っていても否定しないで聞いてあげること、繰り返してあげる)
思い出話をする
やさしく接する