続来年やりたいことなど

一昨日、まとめてみたことの続き。
いろいろと気になって調べてみたいなと思っていること。

1、remoscopeのワークショップがきっかけになって知った、スヌーズレンという感覚統合的なセラピーの事。スヌーズレンの資料見てもなかなか原理的なことが分からないのですが、素人的な直観として、眼球運動に関わる問題を探求していけば、いろいろとこの子達の精神症状に良いセラピーが作り出せるのではないかなと思っています。
眼球運動に関して、EMDRのようなセラピーが効果的なのかどうかも知りたいと思います。EMDRというセラピーは知りませんでしたが、概略読むと、無意識のうちに僕は仕事でアイデアに詰まるとやっていた眼球運動がとても近い感じがしていて、アイデアに煮詰まると、目を閉じてぐるぐる頭の周囲を巡るような感じで意識して動かすと、いつの間にか、いろいろな断片的なアイデアが融合して新しいかたちが生じてくるという経験を何度もしていて、やっていたと思います。少し前にNHKTVの「プロフェショナル仕事の流儀」の特別編の中でも、達人達の眠る事を大事にするというところ一章割いてしていましたし、睡眠=レム睡眠=眼球運動と捉えると、つながるのかもしれません。prader-willi症候群は睡眠障害も諸症状の一つとされていますし、リズムの乱れが精神面に悪い影響を与えているのかもしれません。眼球運動とアートが融合したようなスヌーズレン的なセラピーはそれ故に探求してみる意味がありそうに思います。(もちろんこれらは専門家の指導の元に行う必要がありますし、独学で進めるべきものではありませんね)
2、眼球運動と関連することですが、prader-willi症候群の場合、観察者中心座標系の認知に変異があるのではとする研究がありますから、その点も知りたいですね。少し前に京都大学のこころの未来研究センターさんでの療育で、線分二等分課題のところで、アーチャンは中心点が左右にふらついていましたから、この子達の心の不安を解いて行く鍵があるのかもしれません。この子達の描く絵の、オブジェクト同士が重ならないというところも同様に、中心座標の変異との関係で探求していけば、いろいろと判明していくのではと思っています。これは脳科学の専門家の方に研究していただかないといけませんが、可能性を探求してみたいと思います。