こころの未来研究センターにて療育

午後3時から京都大学の、こころの未来研究センターにて療育を受ける。
今日も担当のITさんIDさんのおニ人で見ていただきました。

今日の課題
1、パソコン課題
2、ひらがな どれだけ書けるかな
3、色を言う
4、文をつくろう

今日も療育はアーチャン一人で受けて、僕たち夫婦はスクリーンの奥で待機。

2の「ひらがな どれだけ書けるかな」課題は、あかさたなの欄のうち、半分くらいを抜いたものでテスト。今日は先生のヒントなどほぼ無しで2分20秒くらいで全部書き込んだらしい。かなり良くなってきた様子。
3の「色を言う」課題(ストループ課題)は、一般的に読字障害があると、書かれた文字の色とそれが表記する色名とが異なると読みにくくなる傾向があるらしく、いくつかパターンを変えてテスト。
最初にノートパソコンのモニター上に小さな色面がたくさん並び、それが何色であるかを順次回答。約1分で回答。
次に、文字の色と色名とが食い違ったもの(緑色の文字であか、黄色の文字であお、など)を見て、色名のみ答える課題。約1分で回答。
次に文字の色と色名とがマッチした場合(緑色のみどり、黄色のきいろなど)の課題。これは約51秒と少し早くなっている。
文字が黒の場合で59秒。
ここで次の課題が、色名を無視して文字の色を回答するという難しいものなので、一旦休憩してから取り組みました。これは最初混乱して回答できなかった様子で、2分8秒と時間も掛かり間違いも多かった様子。文字色と文字名とがマッチした場合が回答も早くできている様子なので、文章等の理解の際に、色分けしてあげる方法が使える可能性有り。
4の「文をつくろう」は前回同様に、小さな「ゃ」「ゅ」「ょ」の使い方の練習。

ストループ課題の解説(Wikipediaより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E5%8A%B9%E6%9E%9C

最近、アーチャンはお友達との絵手紙交換がまた復活したりした事もあり、ちょこちょこメモ紙に短い文章を書くようになってきた。「おすしすしました(お寿司食べました、と思われる)」等、まだまだ文法とか文字のつづりとかおかしいところは色々あるが、その辺りはあまりうるさく言わないで見守っています。あちこちにいつでも文章や絵を書きたい時にできるようにメモ紙やノートは置いてある(整理が悪いというのもあるけれど)のは良い事だと思う。
今日の療育の前に、京都文化博物館周辺で開催されている「京都アートマーケット2008秋」を見てきました。いつものように能天気な妻子は時間を忘れて探索して廻るので、このところタイムキーパーと化した父はバスの時間気にしながら、バスにするかタクシーにするか微妙やなと迷っていたら、アーチャンが「バス時間微妙やったらタクシンにしたらええんとちゃうん」と、何でそんな複雑な内容のことはきっちり言えるねんと大笑いした。そんなエピソードをITさんに療育後に、お話したら、アーチャンのソーシャルスキルの良さの部分として言われていたので、うまくその部分は伸ばしてやりたいと思いました。