療育園でSTとOT

午前中、療育園でSTとOT。僕も仕事の提出、昨日きりがついたので一緒に行きました。

STはいろいろなゲーム通して、言葉とそれが指し示すものとの関係をつかんでいく練習。魚屋さんの棚に魚の名前がひらがなで書き込んであり、そこに該当する魚のシールを貼り付ける。「たい」「いか」「かに」のように、一文字づつ違っているような名前の魚が並んでいて、アーチャンは時々間違えていましたが、指摘されると、確認するようで、最初はパッと見て、言葉と同じ文字を見つけると、直観的に判断してしまっている感じですね。
それからレストランで、テーブルのお皿に料理を配るというゲーム。これは好きなところに貼付けながら、時々、もともと印刷されている料理と同じ物を探して当てたりしていました。
でも、横から見ていて、おもしろかったのは、ベースの絵では、本の下側から見た視点で物や人の向きが統一的に描かれていますが、アーチャンは、全部座っているキャラクターから見たときの向きにして貼り付けていました。
ハッピーセットのハンバーグとポテトフライのように全体から見ると逆さまに見えますが、座っているキャラクターからの視点で貼り付けている。その画像を天地反転して並べてみるとよく分ります。

prader-willi症候群と自閉症との関連が言われますが、自閉症の特徴として、「顔の倒立効果」(顔を天地反転すると、表情が見分け難くなるが、自閉症の場合、天地の逆による認知に影響が少ないらしい)があるそうですが、アーチャンも、時々顔を描いていて、くるりと反転させて続きを描いたりする時があるので、関連するのだろうかと思ったりしています。少し前に自閉症児をよく見ておられる養護学校の先生にアーチャンの描く絵等を見ていただきましたが、自閉的傾向は見られませんとのお話でしたが、いろいろと気になるではあります。
でも、今日の料理の貼付け方を見ていると、もう少し複雑な視覚のメカニズムと関連しているように感じました。探求してみたいですね。
OTの方は、二つの机を用いて、短期記憶を鍛える訓練。簡単な足し算を解いて、別の机にある答えのカードを、何枚かのカードの中から選んでくるという感じ。でも、最初のSTで、疲れてしまい、寝転がったりして、ほとんど訓練にならない状態に。週末の土曜日の訓練は、少し体力気力的にしんどいようです。