1学期終業式

4月から、毎日がんばって登校しました。6月に2日だけ、病院の定期検査等で休んだ以外は、毎日登校しましたから、僕たちの予想を超えるものでした。
でも、昨日からの物凄いドシャ降りの雨や、疲れなどもあるのか、今日は今までにないくらい、出かける前に機嫌が悪く、違うスイッチがオンされたような雰囲気でした。
こんな時は、無理に着替えとかさせても、よけい混乱するので、遅刻もやむなし、と割り切るしかないですね。
気分転換に、場所を替える。
朝顔を見せに行くと、お友達が迎えに来てくれて、声を掛けてくれます。でもアーチャンはまだ、着替えてないし、先に学校行って、と言うと、「いいよ、待っとくわ」とドシャぶりの中、嬉しい言葉。
それで部屋に連れて戻ったけれど回復せず、落ち着いて、何か理由があるのか、朝からのシーンを思い出してみた。すると、会話の中で、今日は終業式やね、と声掛けて、アーチャンが「トーチャンも行く?」と聞くので、今日は先生のお話だけで、すぐに帰るから、トーチャンは行けへんよ、と答えて、その後のアーチャンの反応があまり無く、そのまま過していたことかなと、思い、それで、改めて、終業式トーチャンも行くよ、と言うと、硬直していた体も表情も和らぎ、着替え始めました。
そうだったんか。
今まで、まだ小学校1年ですから、式というものは回数は少ないですが、ほぼ全て夫婦で出席していたから、終業式の式というところで、いろいろなイメージが思い出されて、その自分なりのイメージが僕が欠席ということで、うまくいかなくなり、思考回路が混乱して、スイッチが切り替わらない、そんな雰囲気だったように感じました。
傘を差して、お友達と小学校へ。
最近、アーチャンが通るたびに、いつも声掛けしてくださるという喫茶店の御夫婦に挨拶、ありがとう。
学校に着くといつものアーチャンに戻っている。
校門でバイバイして、僕達夫婦は帰宅。

prader-willi症候群の子供達には、おそらく、行動の問題につながる、なんらかのきっかけがあり、それを言語化して、相手に訴えたり、してコントロールすることが難しく、さまざまな悪循環にはまっていくんだろうなと、想像する。
過保護にならない形での、決め細やかなフォローは、相当なスキルが要請されるに違いない。いろいろな場面のパターンや、表情も記憶して、こちらから読み取らないといけないのだろうな。
今一度、どんな状況がきても、落ち着いて対処し、笑顔で接することを自分自身に誓う。