prader-willi症候群は行動面、精神面での異常生じると言われていて、アーチャンも少しづつその兆候かなというものが見え始めている。何となく、思考や行動が固まってフリーズしてしまい、他のことが出来ないとか、違う選択がとれない感じになる。今は一日に一度くらい、出掛ける前とか、そんな感じの時がある。でもちょっとした、小さなきっかけで、表情も柔らかくなって、いつものアーチャンに戻ってくるようだ。
また、そんな風な固まってしまう時の情景と、そこから回復していく時のきっかけを、記憶し、記録して、家族や学校、周囲で共有しておけば、社会に適応していける手掛かりになるのでは、ないかなと思う。
最近のパターンは、やはり、ちょっとした笑えるエピソードの力で、笑いの力で回復するようだ。朝食の後もずっと、着替えないで、チーチャン(クマのぬいぐるみ)の御飯を紙切って作り続けていて、声掛けても反応が無くなったときに、トーチャンのほっぺに、ジャム付いているのを発見して、そこを指差して笑い、それをきっかけに笑顔になり、コミュニケーションが取れて、アクションが流れ出す。
本人と直接的な強い関係のものとの結びつきというのか、二項的な関係から、少し開かれた共有可能な三項的なものがあって、それを共有することで、現実に戻ってこれるような、そんな雰囲気かな。
こちらもリラックスできる瞬間、いろいろなことが感じられる。
とても繊細な脳内のメカニズムが働いていて、とりあえず問題も生じるが、なんとか回復する機能は失われていない訳だから、いろいろな可能性があるはずだ。