クリーン・アーティスツ・プロジェクト 『どこかに繋がる場所』

『どこかに繋がる場所』
アーツアポリアにて2006年3月17日(金)〜3月26日(日)14:00〜20:00【火曜休み】

それから、雨が強く振るなか、少し歩いて、赤レンガ倉庫街にあるアーツアポリアでイベントを見ました。たくさんのアーティストさんが参加されていましたが、そのうち、福重明子さんのワークショップで、お絵描きコーナーがあり、アーチャンは、海遊館出てから、お絵描き禁断症状で、うるさかったので、都合よく、集中して描いていました。

展示されていたのは、ある病院の小児科の待合で子供達が、待合時間で描いた絵を束ねた絵本のようなものと、病院の天井に走るカルテ搬送するBOXにいろいろな絵を子供達が描いて、それが天井を動いて、いろいろな組み合わせができていくという楽しい感じの試みのビデオでした。
会場はもともとレンガ倉庫ですから、広々として気持ちが良い空間ですが、展示としては、やや親和性が少ないと言うのか、板の床にシートが貼られ、そこに卓袱台が設えられて、座布団があってという、質素で、これはこれで良いと思いますが、子供が絵を描きたくなるような親和性のある環境の演出も若干あっても良かったと思いますね。
カルテ搬送のBOXについて、これは個人的な意見ですが、僕は子供を連れて、病院に行くたびに、何で、こんな音のうるさいものを天井に露出させているんだろうかと、いつも不思議で仕方がないのですが、例えば、どうしても、天井の中に納まらないのであれば、防音チューブのようなものをかぶせて、デザインするとか、方法はあるように思います。視覚的に面白くても、音響的な面、患者さんへの配慮について、考えるのが、アートの総合力かもしれませんね。
他の会場の作品は、雨と寒さで耐力限界に来ていたのもあるけれど、僕の許容範囲を超えていた。