「佐藤雅彦研究室のアニメーション・スタディ『考え方』が動きだす」を見る

NHK教育で22時30分からの放送拝見。非常に面白かった。
第一部の図形の木構造化(ツリー構造の事と思われる)と、そこからの図形の復元という、動きの無い静止画の世界と、第三部の脳科学とアニメーションのtask-animationの連動するドットの動きがランダムな流れから切り出されるところを見ていて、動く彫刻を作ったカルダーがそのヒントを得たのがモンドリアンのアトリエの壁中に掛けられた平面作品群を見た時の印象だったというエピソード思い出す。
モンドリアンの絵も、バラバラに切り離して見ても、モンドリアンが表現しようとした世界は見えてこない。カルダーのエピソードを物語として記述する評論家はいるが、彼が見たモンドリアンの作品群の動くようなイメージを再現する試みは、無いのだろうか?
今度見に行こうと思っている、元祖アニメーションみたいな表現者、ジャック・カロの展覧会http://plaza.harmonix.ne.jp/~artnavi/12publicty/170306-itami-callot/00-itami-callot.htmlを俯瞰するのに、よいコンセプトを得たとも感じる。

http://www.masahicom.com/
佐藤雅彦氏のHP

http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0103.html#09
NHK教育のHP