小谷廣代展を観る

伝統的な町並み保存されている奈良町にある「黄花」で知人の小谷廣代さんが個展されているので、正倉院展の帰路に拝見。現代美術の画廊でも、こういった喫茶店のスペースでも、自由に、制作されるユニークな作家。アートとアクセサリー的なものの中間体と言える領域。細いレースを繊細に編みこみローズの花びら等を極微のサイズで仕上げたものが並ぶ。一本の糸=線状のもの=1次元の世界が編まれることによって、二次元の面となり、編み始めのところは露出することによって、1次元と二次元の中間体の様相を示す。