「新撰組!」第26回「局長近藤勇」を観る

一日一話の三谷幸喜さんの方針だから、今回も近藤勇の手紙を妻が読む事で、最近の出来事をダイジェストにして、というスタイル。芹沢鴨粛清して、鬼になった近藤勇は月代やめて髪型も変わる。
文机で手紙の最後の文面を破棄して、途中から書き直すシーンは三谷幸喜さんが脚本書いているところのイメージを近藤勇に置き換えているような感じですね。先週の鴨暗殺の回と違って、また少しコメディの雰囲気。
佐久間象山捨助雇って、白馬にまたがり、去っていくシーンも間抜けな感じで、かなり可笑しいです。
大坂町奉行の内山彦次郎(ささきいさお)暗殺の橋の上での場面は、時代劇らしい雰囲気の演出。江戸時代末期の、日本の様式美の密度の高いシーンの連続が心地よいですね。現代のバラバラな町の風景を見るにつけ、そう思う。