「新撰組!」第22回「屋根の上の鴨」を観る

前回、芹沢鴨が大阪で力士を切りつけ騒動になったけれど、近藤勇の人柄故か今回は壬生での相撲巡業の親方をやっている。土俵の形とか、行司の装束は全て史実とおりに再現されているらしく、こだわりのポイントとして、公式HPにも出ていますね。http://www.nhk.or.jp/taiga/topic/kodawari/f_koda7.html
お忍びで相撲見物にやってきた松平容保の前をオールヌードの照英が遭遇するシーンは何となく裸の王様のイメージでしょうか、カーチャン大受けでしたね。
相撲の取り組みを観る俯瞰的な視線、大和屋を焼き討ちする芹沢鴨が屋根から見下ろす視線とか、気にしながら見ている。芹沢鴨の「人を斬っても後悔しなくて済むのが武士の特権だ」という暗いセリフに気分が重くなる。先週の感想で、沖田総司が初めて人を斬った場面に、通過儀礼的なと言うか、少し不安なもの感じたけれど、http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20040531#dramaその翌日の小学生による、衝撃的な事件とかニュースで読むと、これからも、新撰組のこのドラマで続くであろう殺戮の場面に、特に今回の芹沢鴨の又三郎に対する無目的な粛清とか見ると、歪んで伝わらない事を願うが、少し理解し難い場面であった。