花のドットコム5th「交流の脳 共感の胸」聴講する

司会:松岡正剛http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya.html
出演:椿昇(アーティスト)http://www.salon-de-rosp.com/blog/unboy/渡辺誠(建築家)http://www.makoto-architect.com/index-j.htm香山リカ精神科医八谷和彦(アーティスト)http://d.hatena.ne.jp/hachiya/束芋(アーティスト)http://www.operacity.jp/ag/exh40_t.html茂木健一郎脳科学者)
出演者御一人ずつでも、ユニークな方ばかり。3時間が、あっと言う間に終了。
ほとんどの方が、ものを作るので、スライド使って自分の作品中心に、話されたけれど、メモ取ったり、心に残ったのは、香山リカさん、茂木さんの、現代に対する分析的な言葉の方であった。束芋さんも、一応スライド使われたけれど、詳細な説明は画像ではなく、言葉のみでされていて、その部分も共感するところがあった。現代と言う時代を切り取り、翻訳しようとしても、視覚化することは、相当な困難さがある、というよりも不向きであるのかも知れないですね。
講演のメモ

香山リカ
現代では様々な異常な人格が現れてきていて、見ていると、それが病理なのか現代のスタンダードな人格なのか境界が曖昧になって分からなくなってきている。そして、それらをノイズとして排除する社会の動きも強まってきているところに問題がある。

茂木健一郎
生物としての人間は、ミトコンドリアウィルスなど、さまざまな意味でノイズをうまく吸収してきた。ところが人間が作り出してきたコンピューターなどのシステムはノイズを吸収することが出来ないという矛盾がある。脳は生き延びる為に、どんな環境にも適応するし、様々な異常な人格が現れてくるというのも、むしろ現代の環境に適応しやすいあり方なのではないか。

http://www.hcs.tezuka-gu.ac.jp/wits/index.html
花のドットコム5th HPより