「六本木ヒルズ」の回転ドアに6歳男児はさまれ死亡

http://www.asahi.com/national/update/0326/026.html
asahi.comより

痛ましい事故です。御冥福を御祈りします。大人の価値基準だけで都市を作ってしまった弊害ですね。戦後の物資が無い時代に、建築家の菊竹先生http://www.kikutake.co.jp/top/top.htmlは、古い工場を移築して、幼稚園作っておられた。大人が出入りする扉は普通サイズで、園児が通る扉は小さな窓を再利用したものだった。子供が自分で開閉する事ができるというのは、主体性育てる意味からも、その工夫や配慮は材料の制約を超えて、ユニークなものと感じた。

私達の主体性は効率性に追われて、ますます小さくなってしまう。最近よくTVでデザイン住宅が取り上げられるが、階段一つとって見ても手摺がオープンなものが多く、かっこ良いけれど子供の転落事故等考えると誉められたものではない。デザインの混乱や乱雑さを受け入れる寛容さをもう一度、見直してみよう。自戒を込めてそう思う。