「新撰組!」第10回「いよいよ浪士組」を観る

いよいよ浪士組結成にドラマも進んできた。これから命運が分かれていくところ。時代が変わっても生き延びた人、非業の最後を遂げたもの、それぞれのドラマを見つめていきたいですね。江戸から京に至る道中のランドスケープの変化とか、木橋などの意匠の変化も楽しみである。
脚本の三谷幸喜さんhttp://fake.rocket3.net/mitani/が一話を一日の出来事で進める方針とコメントされている。一日という時間のくくり方も面白いと思う。江戸時代の時間の考え方もユニークだったようだ。サイエンスチャンネルの「江戸のテクノロジー」という無料番組見ると、当時の和時計の解説がある。

サイエンスチャンネルの「江戸のテクノロジー
http://sc-smn.jst.go.jp/4/series.asp?i_series_name=%8D%5D%8C%CB%82%CC%83e%83N%83m%83%8D%83W%81%5B

現代と違い、不定時法で、日の出(明け六つ)から日の入り(暮れ六つ)までを12等分したので、季節によって1時間の長さが異なるという。そしてそれに対応した和時計が日本独自に開発されたという。あらゆるものが世界標準的に、ほぼ統一されてしまった現代と異なり、ある意味で豊かな事ではないかと思う。

今回のドラマ観ていて、ややBGMと場面に乖離があるように感じた。音楽と時間の流れも直接的に結びつくし。ドラマとBGMの関係では「白い巨搭」の担当、加古隆http://www.takashikako.com/index.htmの方が僕は良いと感じる。僕の好きな「人間ドキュメント」とフレーズの近い部分あるかも。

加古隆アルバム試聴で「人間ドキュメント」のテーマソング、黄昏のワルツ聞けます。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Classical/Artist/TakashiKako/