青色LED訴訟:発明対価200億円 中村教授への支払い命令 

関連するニュース読んでみて、特に興味引いたのは、彼がこの発明する前に会社の社長から研究中止の社命メモを渡されていた事である。社命を無視してもやり続けたと言う訳である。
僕自身がサラリーマンの頃、そこまで極端なことはやらなかったけれど、もの作りの作業に関わる人間は誰しも近いことは経験してるだろうなと思う。
誰にも、そして本人にも、その本当の価値がわからないような発見は、特定の時期に集中して、没頭してやらなければ獲得はできないという事である。競争相手は社外の競合会社ではなく、そして社内の組織でもなく、自分自身でさえ無いのかもしれない。
組織というものも、結局、組織という実体は無くて、あくまで個人と個人が結びついているにすぎないんだ。
中村氏がアメリカに渡った理由は僕にも良く分かる気がする。日本にはたくさんの良い部分あるけれど、問題もまた山積している。それらを改善していこうとする真摯な努力も必要だし、でも個人での限界もあるから、既存の環境に執着する必要もない。