今年の振り返りアート編

アート系は、32回(美術館5回、ギャラリー系27回)観ました。
家族で一緒に伺ったものの中では、竹工芸の田辺小竹さんが印象的でした。
代々、伊勢神宮遷宮の織箱の制作される田辺家を継がれる立場のお方ですが、そのスキルで、とても素敵なインスタレーションをされる。堺アルテポルト芸術祭のインスタレーションと、閉会後お手伝いした解体で、あっという間に元の竹ひごに戻る様はとてもユニークな体験でした。
http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20160321/art
日本の伝統工芸の頂点から、現代アートの感覚溢れる作品まで、そしてお世話になったアーチャンにも出来るワークショップの開催まで、こんなに振り幅の広い方が大阪に居ること、素晴らしい。
このはなの、the three konohanaの多様なアーティスト達の展示も、今年もとても刺激的でした。
ここで知り合った伊吹拓さんの木津川アートでの展示も素晴らしかった。梅田の蔦屋書店で展示されていたタブローと服や靴、額縁作品とのコラボもユニークでした。カオス的なものと、生活空間や人体にフィットすることが、同時に生じていることは素晴らしい。
無敵であることは、アートの特権だと改めて思いました。
今は無き、梅香堂で個展された、秋山ブクさんの個展も、突き抜けていました。別名でされている、出版の仕事との振幅の大きさもまた、強く印象に残りました。
http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20160306/art
長谷川新さんがキュレーターされた、クロニクル、クロニクルも、とても刺激的な展覧会でした。
http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20160223/art
敬愛する福岡道雄さんはじめ、不当に評価されていない時代のアーティスト達に、きちんとした評価をされる姿勢は、学びたい。
クロニクルは2年またぎで、来年早々また開催されるそうですし、とても楽しみです。
今年、我が家から歩いて5分くらいの場所にある、山本製菓さんと出会えたのも、嬉しい出来事でした。
http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20160214/art
ここを知ったのも、アーチャンがワークショップでお世話になった、船川翔司さんがグループ展を企画されたことがきっかけですし、アーチャンとの活動でいろんな場所と繋がりました。