皮膚感覚のしくみ

最近、「触覚(皮膚感覚)/言語」について考えていましたが、実にタイムリーに、科学雑誌のNewton3月号で「皮膚感覚のしくみ」が特集されました。

Newton3月号
http://www.newtonpress.co.jp/newton.html

「触覚(皮膚感覚)/言語」について考えながら、どちらも大きさに依存しない世界と書いていたのですが、自分で書きながら、でも皮膚感覚で物の形をなぞったりできるので、矛盾するよな、と思ってもいました。
そのことに何らかのエビデンス(根拠)無いかと思っていましたが、Newtonの皮膚感覚のしくみ特集に、ヒントが書かれていました。
最新の研究で、皮膚のセンサーには大きく分けて2種類あるらしく、一つは圧力に反応する「メルケル細胞」と、もう一つは振動に反応する「マイスナー小体」「パチニ小体」というのがあるらしい。
圧力に反応する「メルケル細胞」は、物の形(縁や角)や、表面のでこぼこを感じる時に働くらしい。
振動に反応する「マイスナー小体」「パチニ小体」は、皮膚にわずかに生じている振動によって、小体が揺れて反応するらしく、すべるような質感や、くすぐったい感じが生じているという。
ということは、皮膚感覚は大きさの世界に依存するセンサーとしないセンサーとが分離しながら並置されていて、「圧力/振動」の、スラッシュの関係にあるという事だと推測しました。
私が感じていたのは、そのうちの振動系のセンサーに偏った感覚でしょうが、しかし、センサー自体は異なるものとして、あるようですから、直感的理解が間違っていた訳でもないようで、理解が深まりました。
振動はやはり生命あるものの根源にあるものと感じますし、そこから言語的なものが生じると。
最近拝見したpoehum展の松田さんの映像作品で揺れる詩人のイメージのこと、文章化しようとしていて、重要な手懸りを得たように思います。
まず直観。
でもエビデンスは求め、修正していく。
エビデンス得られたら、そこをステップにジャンプする。
そんな繰り返しですね。