史跡難波宮跡の発掘調査公開

四天王寺さんのわつか市の後、四天王寺夕陽丘から谷町四丁目に出て、難波宮跡の発掘調査公開を観てきました。

後期難波宮の屋根瓦が落下した跡を54年ぶりに再発掘しました〜発掘調査現場の一般公開を12月6日(日曜日)に行います〜
教育委員会事務局 総務部 文化財保護課
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000333760.html

これは難波宮の内裏西外郭の築地塀あるいは築地片庇廊の屋根瓦が落下した跡だそうです。
宮殿自体はそのほとんどが長岡京に移設されたのだそうですが、おそらく傷んでいて使えない部分なのか放置されたのか、屋根ごと倒壊した跡らしい。
屋根瓦の青い色の部分は、過去の発掘調査時の補修で使われた樹脂らしい。
何故青い色のものをわざわざ使ったのかは分りませんが、不思議に美しい姿に見えます。

瓦の破片の散らばり具合もカオスな感じで良いですね。調査が終ると再び埋め戻されるらしい。



一部取り出して保存されている瓦もあり、見ると「右」という文字が反転しており、解説でも謎とされているようで、おそらく粘土の型を作った時に間違えて型を反転するのを忘れてしまった為かもしれないとの事でした。でも型抜きした時点で気付くでしょうし、工期が厳しく作り直す余裕が無かったのか、いろいろ想像できますね。