講演会「成人になるまでに」

今朝はアーチャンの支援学校のPTA主催の講演会がありました。
テーマは「成人になるまでに」というお話で、社会福祉法人の方でご自身の子供さんも重度の自閉症のお父さんが講師でした。
アーチャンとは比較にならない厳しい状況の子どもさん育てながらの日常話は、乗り越えて来られた精神力と愛とともに、講師のユーモアで会場は大笑いの連続でした。
とにかく、何とかなりますよ、テクニックや知識より、前提になる心が大事と。そして世間の価値観より本人中心主義で支援しましょうと。
とても共感できて、良かった。
それで、終ってから少し相談に乗ってもらった。
万能感の強いこの子たちの、思いや夢はどこまで具現化のサポートしてやれば良いか、もしくは早い段階で気付かせてやるべきか。
アーチャンの場合、小学生の頃に見た、霊柩車のイメージが強烈で好きになり、その延長上で、葬儀に興味があり、以来、ずっと葬儀屋さん作る、霊柩車の博物館作る夢を語っています。今年から始まった施設体験学習も、葬儀屋さんを希望したり。もちろんそんな体験学習のプログラムは無いし。
代理的にアートに昇華して近い経験とさせてやるか、など悩みは尽きません。
アドバイスとしては、大企業の場合、法定雇用率2%あるので、葬儀屋さんでも実際の雇用はあるかもしれないと、早いうちに実際の現場知らせることで、思っていたのと違うなと気付かせることも良いのではとのお話でした。
それで、帰り、天下茶屋駅に着いて、12時過ぎていたので、駅の立ち食いソバ食べていたら、声を掛けてくる男性が。
見ると、さっきの講師の方。
これも縁だわ。
再びさっき相談した話になり、講師の方も、さっきはそう答えたけれど、実際、万能感の強い子供に現実の厳しさを知らせることはとても難しいことではないかと、思い直していましたと。そこで心が折れてしまわないかと。
自分としては、今日のアドバイスで、ある程度アクションしてみて、その時の縁で、その縁に従って動いてみようかなと思えたし、そうお伝えしました。
うまく行くかどうかは分りませんが、決め付けないでこの子の進路を見出していきたいですね。