泉茂の版画紀行

午後、阪神岩屋駅に出てBBプラザ美術館へ家族で行きました。

泉茂の版画紀行
http://bbpmuseum.jp/exhibition/20150707
BBプラザ美術館のwebより引用

20歳の頃、銅版画を始めて工房に通い始めた時に、泉茂さんが制作に来られていて、その制作工程を間近で見る事ができました。
その頃のことを思い出し、見ておきたいなと、あの時の銅版画がひょっとして展示されていないだろうかと思い行くと、嬉しい事に展示されていました。
A Line-up of 31 etchingsというニードルで描かれた細く黒い腐食線のみで幾何学的な構成を描いた作品群。
まるで線を引く練習のようなただ黙々と描いているようなシンプルで好きな作品群。
とても懐かしい。
他の時代の作品も、どんどん変貌していかれる方法によって、表現はまったく異なっていましたが、根底にある、何と形容すれば良いか難しいですが、積極的なアパシー(無関心)とでも呼びたくなるちからを感じました。
大阪でも回顧展して欲しいですね。