ハクセンシオマネキ観察会

お昼から、アーチャンと久し振りに南港野鳥園へ行きました。
前日の台風の影響で天候心配でしたが、回復して気持ちの良い天気となりました。

観察会の前にレンジャーさんがアーチャンがコチドリ好きなのを覚えていてくださって、展望塔に望遠鏡セットして、コチドリを見せていただいたので、アーチャンも大喜びでした。
橋下市長の財政方針でレンジャーさん達の常駐が廃止され、何とか施設自体は維持されたものの、今日のような学習イベントは無くなってしまい、行く機会がなかなかありませんでした。
今日の参加者にも、どこかの中学校の生物クラブらしき生徒さん達と顧問の先生が居られ、観察、記録採られてたし、貴重な校外学習施設としての価値を再評価して、元の状態に早急に戻していただきたいと希望します。

ハクセンシオマネキ観察会
主催 南港ウェットランドグループ
http://www.osaka-nankou-bird-sanctuary.com/o.n.b.s_web/event2/hakusen150718/hakusen150718.html
南港野鳥園
http://www.osaka-nankou-bird-sanctuary.com/

最後に野鳥園に来たのが記録見ますと2013年の5月6日ですから、2年ぶりでした。

「南港生きもの発見隊 シギ・チドリ観察会!」
 http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20130506/bird

長靴に履き替え干潟に入りました。草地はハチや毛虫がいるので、堤防に沿って行ったのですが、干潟に入るとこがアーチャンにはちょっとチャレンジな感じで、皆さんにサポートしていただいて、何とか干潟へ。
今日の観察会のテーマのハクセンシオマネキは、環境省のレッドデーターブックの準絶滅危惧種だそうで、南港野鳥園の干潟は貴重な彼らの生息場所になっています。
荒らさないように、少し離れた場所に望遠鏡セットしていただき、アーチャン覗いています。

動画では少し分り難いですが、小さな白い点みたいなのが、手招きするように動いていますが、それがハクセンシオマネキです。

それから、干潟の生き物を採集して、レンジャーさんから詳しい解説をしていただきました。
アーチャン、カニをたくさん捕まえて楽しかった様子。



それから、展望塔に戻り、映像見ながらハクセンシオマネキ等の生物の学習をしました。
シオマネキの種類によってウェービング(ツメを動かしメスへ求愛行動)のやり方も異なっていて、同じ種類と思われていたものが、ウェービングの違いで別の種と判明したものも居るそうです。
シオマネキはオスだけが、片方のツメが巨大化するらしく、しかも左右どちらのツメが大きくなるか決まっていないらしい。何度目かの脱皮後に、オスは自らどちらかのツメを落とすらしい。すると残ったツメの方が脱皮の際に巨大化し、落としたツメの方は、小さいツメになるという不思議な生態。
ごく稀に両方のツメが落ちなくて、左右共に巨大化したものや、両方落ちて左右共に小さいものも生じるらしい。
生物の生態は本当に多様で不思議ですね。
あっという間の2時間、丁寧なサポート、楽しい時間感謝です。