疾患特異的iPS細胞のバンク事業

この何日か騒動となったstap細胞問題も、メディアの露出も減り落ち着いたようですね。

ips細胞の発表の時と較べると、治療法開発に期待する難病患者たちからの希望の声や、問題発覚後の落胆などの意見がほとんど聞えてこないのは、既にips細胞によって、多くの難病患者からの細胞提供があり、初期化された細胞のbankも整備されて、研究機関に配布されている現状があるからと思われます。

疾患特異的iPS細胞のバンク事業
http://cell.brc.riken.jp/hps/hps_diseaselist

アーチャンのprader-willi症候群も同様にドナーとして細胞提供された成人の方が居られ、慶応大学の岡野教授グループの研究によってある程度のところまで、神経細胞の変異の様子も判明してきているようです。

でもそれももう2年以上前の話。

そこからの進展はやはりなかなか難しいようです。

過去の患者家族の皆さんの環境から較べれば、夢のような状況が到来してきていますし、待つしかありません。