呉夏枝「光のけはい、ゆらめく影」

午後、kioku 手芸館「たんす」へ行き、BreakerProject ex・pots2011-2013呉夏枝「光のけはい、ゆらめく影」展を観ました。

BreakerProject
ex・pots2011-2013呉夏枝「光のけはい、ゆらめく影」
http://breakerproject.net/archives/000136.php
http://breakerproject.net/project/---haji-oh.php

地域の女性達が、長い時間を掛けて、集められた編物を解き、毛糸として再生、それで編まれたニットキャップ人形と、ずっと協働してこられたアーティストの呉夏枝さんの作品とが展示されています。我家もアーチャンとカーチャンが参加しました。会場のkioku 手芸館「たんす」でのワークショップは、アート系のワークショップとは違って、ゆっくりとした時間というのか、寄り合いの場所といった雰囲気がありました。ワークショップの際に地域の方々やスタッフの皆さんが丁寧なサポートしてくださいました、感謝です。
今日はKバーチャンも一緒に観に行きました。
会場の一番手前の見やすい棚にアーチャンの人形とカーチャンの人形と飾っていただきました。アーチャンのはどうなるかと思いましたが最後にカーチャンがサポートして完成できて良かったです。
Kバーチャンに説明してるところ。

右側がアーチャンの人形(アーチャンが実際に編んだのは足先だけで、残りはカーチャンが編みました。顔の目と口もアーチャン。この盛り上がった目と口に触発されて、Breaker projectの雨森さんも同じように盛り上がった雰囲気の顔の人形作られたとか)
左側がカーチャンの人形。

たくさんのニットキャップ人形が飾られていて、それぞれ編んだ人の個性が感じられます。展示中にも編まれた人形を展示して増やしていくとか。
編む→解く→毛糸に戻す→編む→というつながりが、この場所に無限に流れているような感じがします。

Breaker Projectさんのex・pots2011-2013呉夏枝「光のけはい、ゆらめく影」展の追記。
4年ほど前の、2010年に偶然ですが呉夏枝さんとは、芝川ビルで開催された「記憶の棲殻(スミカ)」展で既にお会いしていて、我家のことも覚えていてくださった。

当時のブログ記録。
http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20100923/art

その時に感じた、構築的な空間の循環詩のようなイメージが、今回の、編む→解く→毛糸に戻す→編む→という繋がりにも感じられましたが、より生活の場であったり、人に寄り添う表現であったりと、親しい表現になっていたと思います。