「かたちを教えあって、顔を描こう」

午後、芦屋市立美術館へ行き、アートピクニックvol.3 マイホーム ユアホーム展の関連イベントのワークショップ「かたちを教えあって、顔を描こう」に参加してきました。

「かたちを教えあって、顔を描こう」
講師:田岡和也
アートピクニックvol.3 マイホーム ユアホーム展の関連イベント
芦屋市立美術館
http://ashiya-museum.jp/event-program/4855.html
http://ashiya-museum.jp/

台風が接近していたし、午後2時始まりで、帰路大丈夫かなと思いましたが、台風予想など見て、行ってみました。
講師の田岡和也さんの事は、昨年なんばパークスで開催された、山中俊広さんキュレーターの「リアリティとの戯れ ‐Figurative Paintings‐」展でワークショップされていて、家族で参加させていただきお世話になりました。
描かれている作品世界も、とても印象的だったので、その後も注目して、展覧会される時はよく拝見したりしていました。
今日のワークショップも、展覧会の関連企画ということで、展覧会の主旨に沿うような、家族や友達、恋人同士がコミュニケーションしながら、鏡など使わないで、相手に自分の特徴を伝えてもらって、自画像を描くという、とてもユニークな企画でした。
自画像描くなんて高校生以来くらいだし、40年ぶりくらいかな。
参加者は我家3名、親子(母子)2組、男女(田岡さんのお友だち)1組で、9名の参加でした。
最初、アイスブレーク的な感じでラジオ体操したり、田岡さんの自己紹介、参加者の自己紹介などして、温まったところで、ワークショップはスタート。
顔の輪郭→目と眉毛→鼻→口、という順番に顔の部品ごとに、相手から特徴を聞きだしてコミュニケーションしながら描いていきます。
それほんまか、みたいな感じで冗談ばっかり言いながら、我家も参加者もみんな笑いながら描いています。こんなに笑ったワークショップて始めてかもしれません。
とにかく我家は忠実に相手の言うとおりに描くことにしたので、お腹がよじれます。
アーチャンは描画に構成失効的なところがあるので、複雑な形を描く時は二つのパーツに分離して描いて、トリミングされない表現を今までしていましたが、今日は自分なりに何度も書き直して、特に顔の輪郭のアゴの形を丁寧に描いていました。
アーチャンの顔の輪郭は真ん丸や、と伝えてもその通りには描かないで、自分のイメージを思い出しながら描いているようでした。
最初はアゴが鋭く尖がっていました。今までだとこの尖がった部分を分離して描いたりうまく描けなかったのですが、今日は少し変化がありました。

消しゴムで消してアゴを直しています。

髪型はおかっぱ、まつげが長いよ、とか伝えていきました。

鉛筆でできたアーチャンの自画像。

アクリル絵具で仕上ていきました。アーチャンは時間切れで途中まで。
絵具を塗る細かい作業は苦手なので、まつげとかの面白い表現が潰れてしまいました。
でも、雰囲気は伝わります。田岡さんがイメージカラーを背景に塗ってとリクエストされたので、アーチャンはピンクやなと伝えましたが、時間切れもあり塗りませんでした。

カーチャンの顔の輪郭はらっきょ逆さまにしたみたい、とか、鼻はナスビが上向いてるとか、鼻の穴はもっと上向いてるとか、口がどうとか、日頃言い難いことをこの際、便乗して伝えました。それをカーチャンがリアルに描いています。モンタージュ描いてるみたいな感じ。

着色した感じ。カーチャンのイメージカラーは自分でグリーンだと言って塗っていました。

問題はわたしの顔。
日頃の行いが良いのか、カーチャンとアーチャンの集中砲火を浴びました。
顔の輪郭は将棋の駒を縦に伸ばした感じ、目はアーチャンがこんな目やとスケッチしたウルトラセブンみたいのをそのまま採用、髪は七三横分けでカワウソみたいにぺったりで、横はおかっぱみたいで後ろはクルクルしてるとか、泣くぞオマエラ。
で、合成するとこんな感じに。田岡さんが「お父さん無茶苦茶似てる」て(笑)

背景のイメージカラーはサッカー日本代表サムライブルーにしました。

完成後、参加者みんなで描いた自画像を見せ合いました。
芸大つながりの参加者さんが多かったので、みなさんそれぞれ面白い表現になっていました。
楽しい時間、丁寧なサポート感謝です。
そのあと、展覧会を見て廻りました(感想は後日書きます)