今年の振り返り

今年もあと数日。いろいろな事がありましたが、何とか皆さんのおかげで楽しく過す事ができました。

アーチャンの生活など。

何と言っても今年の一番の出来事は、支援学校(大阪教育大学付属特別支援学校中学部)への進学ですね。毎日、赤バス&地下鉄3路線乗り継いで通学がんばりました。毎月のようにタウンウォーキングやハイキング、調理実習や林間学習、宿泊学習などがあり、充実したプログラムや先生方の丁寧なサポートのおかげで、大きな問題もなく過せています、感謝です。
ずっと通ってきた療育園さんでの様々な療育も今年で終了し、健康面等で問題が生じた時のみ、随時お世話になることになりました。prader-willi症候群の症状の一つとされる側湾も今のところ生じておらず、サポートのおかげと感じます。長年お世話になりました。
それと放課後は帰路、地下鉄の動物園前で下車して、今池子供の家さんのお世話に春からなり、こちらもいろいろなプログラム用意してくださるし、アート系のワークショップとの協働を継続してされているので、その面でこちらも学ぶところ大いにありました。
施設の方と交流していくうちに、我家のアートセラピー的な活動のことを知っていただき、遊び場作りのワークショップに参加させていただいたことをきっかけに、より積極的に遊び場作りに参加を要請してくださって、これも我家の転機かなと感じています。
それで、そのような活動の際には、家族で一緒に取り組もうと思い、「team ArtanArt」と名前を付けて活動することにしました。
遊び場つくりの仲間に入れていただいて、来年新たな刺激になりそうで、とても楽しみです。

生き物との交流など

今年も年間通して、南港野鳥園さんのお世話になりました。
2月13日「ブローチ作りワークショップ」
5月3日 「野鳥観察会」
6月2日 「生き物一斉調査」
7月29日「アオサ採りボランティア」
9月16日「野鳥観察会」 
来年以降、橋下徹市長の市政改革案により展望塔(野鳥観察やワークショップ、ボランティアさんの更衣、休憩等行う施設)の廃止が提言されており、本当にやりかねないので、とても心配しています。生物多様性条約批准による生物多様性基本法に基づいての地域のアクションプラン作りを、審議会から諮問を受け、そこに南港野鳥園はじめとする市の施設は高く評価されているにも係らず、それを無視したような廃止案に、怒りさえ覚えます。こんなことで悩まなければいけないなんて、情けない限りですが、守るために活動するしかありません。

自然史博物館さんは長居公園内にあり、アーチャンが療育園に通っていて、植物園等で癒されてきたこともあって、我が家にとっても、とても身近な博物館です。継続しての展覧会でのブロガー招待や、展覧会と連動したワークショップなど、生物や自然環境についての理解が多面的に広がり、楽しみながら学習をしていけます。来年も同様の企画よろしくお願いします。
3月11日「恐竜の成長」展
7月28日「ハチの世界」展
8月7日doorsワークショップ「手のひら昆虫」(ハチの世界展と連動)9月9日「ミツバチのおくりもの」(ハチの世界展と連動)
11月23日「モンゴル恐竜化石」展

ワークショップで印象的なもの。
今年もたくさんのワークショップに参加しました。数えると大小合わせて62回参加。

12月2日「河合晋平博物館」展&ワークショップアーチャンが大好きな、ぱーん虫を河合さんが兵庫県立美術館での個展の際に子供向きのワークショップを開催してくださいました。アーチャンに聞くと今年一番印象に残ったようです。

11月24日wall painting project
名村造船所跡の壁画制作のお手伝い。オランダのアーティストのヨルムさんとの交流などがあり、こちらもとても印象的なワークショップになりました。
完成イベントでアーチャンがヨルムさんに絵手紙をお渡ししたら、シルクスクリーンの作品をお返しにプレゼントしてくださって、アーチャンそれも嬉しかったようです。

8月31日こども熱帯音楽祭&こどもオーケストラ
Breaker projectさん、大友良英さんと今池子供の家さんとの協働のワークショップに参加させていただきました。何度かのワークショップの後に、大阪市立大学での発表会と、楽しい経験になったと思います。
Breaker projectさんは来年以降もこどもオーケストラは継続するとのお話でしたし、また楽しみたいですね。

12月15日Breaker project「きおく手芸館たんす」
こちらも来年以降も継続してワークショップ等される予定の企画。アーチャンは次は今池子供の家のお友だちと参加することになりそう。
このような場が地域に点在したら、どんなに素敵かと思うし、実現するべき試みと思います。射程の長く大きな構想ですね。

アートの展覧会等で印象的だったもの。
今年は美術館に行く機会が激減しました。美術館の役割自体が大きく変わる時期にきているのかもしれません。

11月3日HANARART2012 大和郡山「旧川本邸」
3月25日「リアリティの戯れ」展(なんばパークス)
どちらの展覧会も同じキュレーターの山中俊広さんによる企画。特に旧川本邸での展示内容は、心揺り動かされるような素晴らしいものでした。僕の中での今年のナンバーワンですね。
来年もまた新たなコンセプトを感じさせてくれると期待します。

3月20日「前谷康太郎」展 CAS
11月18日「前谷康太郎」展 梅香堂
上の大和郡山「旧川本邸」にも参加されていた、前谷康太郎さんの展覧会は、映像表現による視覚刺激が、EMDR的なセラピーにつながっていきそうな予感があり、今後の展開がとても楽しみなアーティストさんですね。新年早々に応典院さんで個展されるようですし、期待したいですね。

それから、西成区にあるギャラリーの「あしたの箱」さんの展覧会も楽しいものばかりでした。
特に、「アトリエCOOCA」展や、「旅するMakoot」展(アトリエコーナスの大川誠さん)のような、知的障害のある人たちの作品展を継続的に開催されたことは強く心に残りました。
オーナーのnisaiさんはアーティストとして制作活動も継続してされていますし、生き方としても憧れますね。