草木染めおもしろ体験

朝から鶴見緑地大阪市環境学習センターへ行き「草木染めおもしろ体験」のワークショップに参加してきました。あいにくの天気で藍の生葉の収穫は出来ませんでしたが、ボランティアの皆さんの丁寧なサポートのお陰できれいな布を染める事ができました。感謝です。

草木染めおもしろ体験〜藍染め・紅花染めを楽しもう〜
http://www.chikyukan.com/event/indigo0701.html
大阪市環境学習センターのHPより引用
http://www.chikyukan.com/index.html

昨年の夏に、子ども向きの藍染めのワークショップに参加して、とても楽しかったので、今回のは大人向きの内容でしたが申込みました。
参加者は我家以外全員大人。子どもはアーチャンだけだったので、みんなの人気者、あちこちから声掛けていただいて嬉しそう。
藍の生葉染を午前中行い、午後はその染色液を還元剤を用いて再度染めました。それと並行して紅花による染もしました。
申し込んだ時は、いつものようにアーチャン主体で参加のつもりだったので、材料は1組分(絹×1枚、木綿×2枚)だけ予約していたのですが、初めて見た紅花のピンクの発色がとても良かったので、午後1枚追加して、藍染めを2枚と紅花染めも2枚しました。
藍の染めの原理は藍の成分の酸化によって生じるので、布を絞って空気に触れない部分(染まらないので白く残る)をうまく作っていきます。
午前の生葉染はカーチャンが絹布のスカーフの端だけ軽く絞りました。

それから、染の作業をするあづま屋へ移動。途中の畑に藍と紅花が植えられています。

あいにくの天気で収穫作業は出来ませんでしたが、ボランティアの皆さんが必要な分用意してくださいました。
みんなで葉を落してバケツに入れていきます。アーチャンはこういう没頭できる作業がとても好きですね。

藍の葉を洗面器に移し、塩をまぶして揉んでいきます。そしてそこに布を入れてまた揉んで空気にさらしてを繰り返します。

揉み終って広げたところ。これをきれいに水洗いして完成。

それから、地球館に戻りランチの後、また布を絞り、午後の藍染と紅花染めをしました。
アーチャンは木綿の布を輪ゴムで絞っています。アーチャンの握力では絞りきれないので、後を僕が何重かに絞りました。アクセントになるように、芯になる玉をランチで食べたコンビニおにぎりのビニールの包みを裂いて丸めて使いました。時間タイトだし、何個かポイント的に入れたら良いなと思ってたのですが、アーチャンは水玉模様のように全面埋め尽くしたいらしく、エライことになりました(解く時に反省)

カーチャンは藍染めと紅花染めのと2枚絞りました。
再度、あづま屋へ行き染めます。
最初、午前中使った藍染めの液(もう酸化して青くなっている)に消石灰を入れ、そしてハイドロサルファイトという還元剤(酸素を抜いて元の状態に戻す)を入れました。そして、各班の布をまとめて入れて、棒で混ぜて、布を出して空気にさらしてを何度か繰り返しました。午前の生葉の時より濃く染まったように感じました。

染まった後は午前と同様に洗って完成。

並行して、紅花染をしました。並行して作業なので、結構パニックな感じでしたが、アーチャンいろいろお手伝いできて嬉しそうでした。
紅花の場合、水に黄色成分が溶けるので、それで3回抽出(この液は家で黄色染できるようにと、みんなに分けていただきました)
アーチャン必死で紅花を揉んで色を抽出しています。

その後、お湯に炭酸ナトリウム入れて紅花入れると赤色成分が溶け出します。そこに布をつけて、酢酸を入れると中性になって反応して紅色に変化しました。みんなきれいと歓声。とても美しい自然な色合い。

アーチャンの紅花染めは絞り解くの大変でした。何人かの方に手伝って頂いて、何とか全部解きましたが、帰宅後も指先がまだ痛いくらい。
でもきれいに出来ました。

カーチャンの紅花染め

これで終了。午前10時30分から午後3時過ぎまで、あっという間でした。楽しい時間感謝。
この施設も橋下徹市長の改革案で見直し提言されていますが、我家のように障害のある娘の為のアートセラピー的な関りを継続してしているものにとって、このような里山的な環境と一体になった施設は数少なく、存続を希望します。