開けてドッキリ!studio COOCA展

午後、近所のギャラリーあしたの箱へ家族で行き「開けてドッキリ!studio COOCA展」を見ました。

開けてドッキリ!studio COOCA展
http://www.ashitanohako.com/hako/2012/05/cooca.html
ギャラリーあしたの箱より引用

studio COOCA
http://www.studiocooca.com/

平塚市にある福祉施設のstudio COOCAに集う人たちのグループ展。ギャラリーのオーナーさんが沖縄旅行中に偶然グツズを見つけて興味を持ったのがきっかけだそうです。
作品とともに様々なグッズも展示販売されていました。アーチャンも将来的にこんな雰囲気のところで居場所を見つけることができると良いなと思います。
ハンディキャップの人の絵画を見る時にいつも自分なりにチェックというか、気に掛けているのは、やはり「重なり図が描けているか」とか腕とボディや腕と指のような「分岐するところの包絡がなめらかであるか」や、「レイアウトがトリミングされているか」などのポイントですね。
アーチャンの場合、その辺りがうまく行かないし、おそらく観察者中心座標系の弱さに起因しているのではと推測している。
今日拝見した作品群は、その辺りは皆さんうまく出来ていて、滑らかだし、レイアウトもとても美しい。
大阪のアトリエインカーブさんのアトリエ見学や作品展でも感じたのだけれど、作品制作そのものへは、直接的に施設スタッフは関らないで自由に作る環境を整えるとされていますが、個人的には、グッズというものの存在は、作り手に対して、とても強い影響を持っているように感じている。
この人たちにとっては、二次創作的な作り方がとても大きな要素を占めていると感じるし、おそらく自分自身のグッズを通して、自分の表現スタイルを気づかされる、二次創作的に作られた自分の作品のさらに他者の手を通した表現を観ることで、そこから、本人へとさらなる還元が起きて、純化していくのではないかと空想している。それが売れる売れないというレベルではなく、ある意味で本人へのセラピー的効果を産んでいるように感じる