三者三葉 町田夏生/新宮さやか/川又仁奈

天野画廊で芝高先生の銅板画展を見た後で、すぐ近くにあるYODギャラリーへ行き「三者三葉 町田夏生/新宮さやか/川又仁奈」展を観ました。

三者三葉 町田夏生/新宮さやか/川又仁奈
YODギャラリーより
http://www.yodgallery.com/current.html

異なる表現方法の三者に共通しているのが、植物や花と人間とが混ざり合うような世界感。
町田夏生さんの絵画は特に目から感情が花として世界に溢れ出してくるイメージが描かれていて、人間の中に、カオスなものが存在し、流出してくるような印象があります。
直前に観た、芝高さんの銅板画が、ボッティチェリの描くヴィーナスの誕生の絵画に表れる海の波とヴィーナスの手や耳の断片の線自体によって、波のような自然現象と、人間とが等価なものとされ、カオスの中から人体が生じてくるようなイメージを感じさせるのと、親和的なところと異なるところがありました。
始点がどこにあるのか、人間なのか、人間も物質も区分内無い領域なのか?