野井成正の表現 – 外から内へ/内から外へ

grafさんを出て、川沿いに歩いて、中之島デザインミュージアムde sign deへ行き、「野井成正の表現 – 外から内へ/内から外へ」展を見ました。
以前から散策を兼ねて前を通る事もあって、気になるスペースでしたが、ようやくオープンされました。
1Fに、角材と丸いスチールプレートの金具を用いたインスタレーションがあり、2Fには竹を狭い距離で無数に天井から吊って、それを触れながら避けながら展示物を見るものとがありました。
今日見て来た芝高さんのエッチングgrafさんでのTROPE展でも感じた断片化とその断片への親密さの感覚をここでも同様に感じました。仮設的システムでありながら、恒常的なインテリアとされていて、かつ祝祭的な雰囲気に、京都の祇園祭の際の山鉾の建て方と似たものを感じました。協働して作る事で、イメージを共有し、与えられたシステムではなく、自分の親しい場所として感じられるような仕掛けを目指しておられるのか。

野井成正の表現 – 外から内へ/内から外へ
http://www.designde.jp/exhibition/
中之島デザインミュージアムde sign deより

展示とは別の次元の話ですが、近未来の新しい生活像を提案するようなギャラリーであれば、小規模と言えどもエレベーター設置して、バリアフリーは配慮して良いのではと思うが。アーチャンが車椅子併用の我家は特にそう思うが。
河川沿いで小規模に棟を分散せざるを得ないのかもしれないけれど、僕の中では点数低くなってしまうな。大阪府が河川を中心とした街作りとして誘致したプロジェクトだし、なおさらそう感じるが。