芝山 李鍾能個人展 土痕旅立ち展 〜土と炎の出会い〜

服部緑地で、たけのこ堀した帰路、梅田で降りて少し歩いて中崎町の方へ。大韓民国総領事館にある韓国文化院で開催されている陶芸展を見てきました。

芝山 李鍾能個人展 土痕旅立ち展 〜土と炎の出会い〜
http://bit.ly/fmvIfw
韓国文化院より引用

手の温かみを感じる土のアートですね。非対称形の美もありますが、様々な技法を自由に使いこなされていて、多様な表情が感じられました。萩焼のような、でももっと荒々しいテイストの陶芸あり、白磁の繊細なやわらかなシルエットの壷ありと、賑やかなイメージで、伝統工芸の時として感じる張り詰めたような感じはありません。血のような生々しい色彩の釉薬の手法が強く印象に残ります。
会場で流されている制作風景のビデオはホームページにも公開されていて、とても丁寧な雰囲気ですね。
現代アートから伝統工芸まで何でも見ますの我家ですが、実際にいろいろ見ていきますと、伝統工芸の作家の方がより丁寧に作品の製造方法や作品の背景などについて、プレゼンされていることが多いように感じます。ひとつには職人さんとの協働という部分があり、また技術の伝承も世代を超えてつないでいくというところがあるでしょうから、ずっとそうだったんだろうなと思います。
会場に李鍾能さん居られて、展覧会のパンフレットくださいました。感謝です。