デヴィッド・リンチ"DARKENED ROOM"展

家族で大丸心斎橋の熊田千佳慕展を見た後で、コムデギャルソン心斎橋店2Fにある、ギャラリーのSixへ行き、デヴィッド・リンチ"DARKENED ROOM"展を観ました。
何でも有りの我家、入ってから受付の方に「子供大丈夫ですか?」と思わず確認してしまった。
デヴィッド・リンチの短編映画上映と彼の絵画の展示。ミニシアター自体を川久保玲さんがデザインされたらしく、とても尖がったイメージ。
僕が見た短編映画は途中から観て、途上でアーチャン退屈して帰りたがったので、部分的にしか見なかったので、タイトルとか分かりませんが、デヴィッド・リンチが照明器具のスタンドみたいな樹木みたいなものに黄色い樹脂のようなものを手で塗っていくシーンでした。何となく少し前にサントリーミュージアムで観た、ポールマッカーシーの人形にマヨネーズ塗りたくって、しごきまくる映像を連想してしまった。
絵画もまた、これも偶然なのか、ゴヤの黒い絵を連想させるような、とても衝撃的な雰囲気を持つ。黒い絵が2フロアーに14枚の絵画で、1フロアーに7枚ずつらしく、この展覧会でもそれを意識したのか、7枚の絵画がセレクトされている。
何となく汚物で描いたような、そんな極限のアートなのか、そんな連想を誘導する。無意識の領域をとても揺さぶられる経験ですね。
10月9日まで開催されているらしく、もう一度一人で見に行きたい展覧会。絵画は会場に置かれているパンフレットに全て画像が掲載され、展覧会自体のパンフレットも、レントゲン写真のようなテイストと感じるフィルムで作られていて、エネルギーの掛け方にパワーを感じます。
この展覧会はほとんどPRされていないのか、ホームページ等も無いようですし、この情報知ったのも、偶然。少し前からはじめたtwitterで、これは自分がフォローしている人がフォローしている情報も同時に混ざって表示されるので、そこに美術手帳の編集部の方の情報があり知りました。

こちらでデヴィッド・リンチの絵画が少し観る事ができます。
Goslar Kaiserring award for 2010
http://www.moenchehaus.de/traeger/lynch/lynch.html