文化庁メディア芸術祭京都展 Japan Media Arts Festival in KYOTO

こころの未来研究センターさんでの療育に行く前に、京都芸術センターへ行き、文化庁メディア芸術祭京都展を見てきました。
インタラクティブな遊びの装置が多かったので、アーチャンも大喜びでした。
こちらの展覧会も作品の撮影とblogへの転載OKというオープンな試み。(転載許諾済み)

文化庁メディア芸術祭京都展 Japan Media Arts Festival in KYOTO
http://www.kac.or.jp/bi/394
京都芸術センターより引用

最初に2階の大広間へ上がり、畳の和室でこういう装置に触れるのも面白いなと感じました。

「KAGE-table」近藤基++久納鏡子(plaplax)
テーブル上の小さな円錐に手で触れると、そこからいろいろな影が出てきます。上から押すとモノクロで、横から握るとカラーで出るみたい。

「hanhanahana」plaplax
紙に香水を吹付けて、それを壁に貼り付けられた花のセンサーにかざすと、色や形が変化して、鳥や蝶が飛んできたりします。アーチャンは良い匂いをかぐのも好きなので、とても楽しそうに繰り返し遊んでいました。

「tablescape PLUS」筧康明+苗村健+松下光範
テーブルの上に置かれたプラスチックのプレート上にそれぞれキャラクターが映されていて、それをキャラクター同士近づけると挨拶して話し始めたり、ベンチに近づけると座ったり、とユニークな仕掛け。

「parallel Lives」安藤英由樹、草地映介、渡邊淳司
二台の小さなモニターが向かい合わせに置かれている。一つは小さな人物が次々と現れ、手で触ると姿勢が変わったり消えたりしていく。触るときに微妙に硬い反応が感じられる。もう一台は、人物の影らしきものが浮かんでは消える。操作の様子は壁に大きく映し出されている。
アーチャンかなり興奮しながら指で次々と潰していきました。

次に3階へ上がり、こちらは参加者同士でゲーム対戦して、楽しむ仕掛けのものが多かったですね。

「PLX」クワクボリョウタ
裏表に違う設定のゲームがあり、二人で同時に始めるもの。ゲームの説明では、「二人は違う文脈でプレイし、相手側で起きている事は実はわかっていない。それでも結果の辻褄は合ってしまう」とありました。アーチャン必死でボタン押していましたが、内容は理解出来ていない様子。

「loop scape」クワクボリョウタ
ドーナツ型のモニターで戦闘機がミサイルを撃つ対戦型ゲーム。裏側が見えないので、周りをグルグル廻りながら楽しむゲーム。アーチャンはコントローラー使った事がないので、ちょっと難しかった様子。
この作者さんは、背後に隠れてしまう世界とのコミュニケーションを強く意識されている様子。絵画の場合、それは時として、展開図のような、キュビズムの表現として、全体像を捏造しようと企てるけれど、作者は、そのような心の働きを誘発しようとしているのか。

「音点字」 福森みか
点字を学ぶ為の装置。点字に対応した穴にブロックを差し込むと、その音が鳴る仕掛け。自分の名前を入力して遊んでいました。

「Freqtric Drums」馬場哲晃
リングを皆で握って、そうして相手の体に触れると、様々な音が鳴る仕掛け。けっこう盛り上がる。