障がい者制度改革推進会議:特別学校、希望制に 所得保障など求める−−1次意見書案

法案提出を2012年中にとあり、ちょうどアーチャンが中学校に進学する時期だし、法案自体は間に合わないだろうけれど、法案はどうなるか分からないし、我家として、あと1年くらいの間にいろいろと考えないといけない。
でもこの数日の、お友達との交流など見ていると、同じクラスのお友達とそのまま中学に行ける方が良いだろうなと率直にそう思う。その上で、現在通っている療育園や京都でのこころの未来研究センターさんのような、学校以外の公的な支援を交えたり、我家独自のアートセラピー的な遊び、もの作りをしながら育てていくのが、アーチャンには良いのだろうと、だいたいの流れは見えてきている。
ここに医療のサポートを含めて、総合的なケアを、公的な支援があれば良いなと思っている。今は私達親の主観でまとめているだけだし、それが客観的に見て良いのかどうなのか、判断は難しいし、サポートが欲しいところ。個別の制度設計と同時に、そのような総合性を持ったサポートが要請されていると感じる。
特に不足しているのは、出生直後の精神的ケアを含めた親へのカウンセリングではないだろうか?障害児がどのように成長し、社会の中で生きていけるのか、そのロールモデルを知るだけでも安心して子育てしていけるだろう。
提言に続く法案はその第一歩としていただきたい。期待したいですね。
下記の朝日新聞の、「障害児は現在、特別支援学校に通っているが」というくだりは、これも随分ステレオタイプな大雑把すぎる認識。

障害児は現在、特別支援学校に通っているが、障害の有無にかかわらず、すべての子どもが地域の小中学校の通常学級に通うことを原則とする。文部科学省が慎重な姿勢を示しているが、年内をめどに結論を得る。
障害者雇用の義務対象に精神障害を加えるほか、バリアフリーの整備の遅れなどを改善するため、11年に提出が検討される交通基本法案(仮称)に移動の権利を明文化することも盛り込まれる。
また、障害者の定義の範囲も広げる。障害の原因となる疾患や症状など主に医学的に決められているが、これを日常生活で行動が制限されている状況などを踏まえて社会的側面からも判断するように変える。
http://www.asahi.com/politics/update/0525/TKY201005250004.html
朝日新聞より引用

意見書案では、障害にかかわらずすべての子供が原則、地域の小中学校に学籍を置き、親子が希望すれば特別支援学校にも就学できるようにする▽政府が検討中の新年金制度で障害者の所得保障を検討▽国土交通省が検討中の「交通基本法」(仮称)案で移動の権利を明文化▽医師や看護師の配置が一般より少ない精神医療政策などの見直し−−などを求めた。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100525ddm012010002000c.html
毎日新聞より引用

障がい者制度改革推進会議
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/kaikaku.html#kaigi

第12回障がい者制度改革推進会議議事次第
障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次意見)(素案)
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_12/index.html