オキシトシンによる治験

少し前にアメリカのPWS支援財団のホームページに、PWSで変異があるとされるオキシトシンによる治験の情報が載っていて、まだその結果は公表されていませんが、自閉症の患者さんへの治験は進んでいるようで、フランスでの治験の結果が公表されていました。効果はあるらしく、PWSでの治験も、うまく行く事を祈りたいですね。

Promoting social behavior with oxytocin in high-functioning autism spectrum disorders.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20160081
PUBMEDより引用

PWSにおけるオキシトシンの変異については、もともと、PWSで欠失しているnecdin遺伝子を発見された大阪大学の吉川先生の御研究がきっかけでマウスモデルで発見されたものですし、それもアーチャンが生まれた10年くらいも前の話。
同じ日本人の発見を、臨床の先生方が発展させていただけない現状には、強い不満がありますが、だからと言って待っている訳にもいきませんから、いろいろとアクションしていくしかありません。
新たな発見もあるようですし、先入観無く治験していただける専門家を探していこうと思います。具体的な御願いもしてみました。良い御返事がありますように。