長澤英俊展 オーロラの向かう所

知らない作家さん。文化の日で、入場料無料とラッキーな日。朝から出掛けている妻子と現地集合。
展覧会のタイトルになっている、「オーロラの向かう所」の部屋に入ろうとして係員の方から停められた。アーチャンの様子見られて、「中は真っ暗ですけど、入られますか?先に中の様子を確認されますか?」と、何となく、アーチャンはやめた方がいいですよ的な雰囲気で言われる。
「あのー、本当に真っ暗闇だったら、何も見えへんのと違います?」
「ええ、ですから、目が慣れてくれば、少しずつ見えてきますけれど」
そうですか、と言いながら、アーチャンの手を引きながら中へ入りました。結局、僕が壁にぶつかってしまった。
何となく信貴山の暗闇を通るところを思い出す。
基本的に僕は暗闇を利用した通過儀礼的なアートは洗脳系と呼んで、あまり好きでは無い。たくさんの円柱らしきもので出来たフレーム構成がうっすらと見えてくる。
アーチャンはたぶん恐怖感というものを、感じにくいのではないかと思う。先日も、小学校での、おばけ屋敷のイベントで、アーチャンはニコニコしていたらしいし。この辺りは扁桃体のことと関連してくるのかもしれないと思う。それが見えたのが収穫かもしれないが。

長澤英俊展 オーロラの向かう所
http://www.nmao.go.jp/japanese/b3_exhi_beginning_nagasawa.html
※本展無料観覧日: 11月3日(火・祝)「文化の日」、11月12日(木)「天皇陛下御在位20年記念」
国立国際美術館
http://www.nmao.go.jp/japanese/home.html