こころの未来研究センターにて療育

午後2時30分から京都大学の、こころの未来研究センターにて療育を受ける。今日もいつもの担当のITさんとOさんに見ていただきました。
午前中、うつぼ公園での、親子彫刻教室で粘土で立体作って遊んでから、昼食後出掛けました。

今日の課題
1、パソコン課題 
2、ことばの記憶
3、さんすう(おかねのもんだい)2けたと3けたのかず

療育の部屋の奥にプレイルームが備えられていて、僕達夫婦はそこで待機。

1のパソコン課題は、1回目18、2回目24、3回目23、4回目18、5回目24、6回目22でした。
2の、ことばの記憶課題は、聴覚性記憶検査のうち、Reyの聴覚的言語学習検査というテストを受けました。これは、子供になじみのある複数の刺激語(リストA)を検査者が口頭で提示し、その直後に自由再生させる(覚えている言葉を言わせる)、これを5回繰り返し、学習効果を計り、その後、妨害刺激として別の刺激語(リストB)を聞かせて自由再生させ、そして再度最初の刺激語(リストA)を自由再生。最後に20分経過してから、最初の刺激語(リストA)に対して、自由再生と再認を行うというもの。
これによって、短期記憶や長期記憶について測ることができるだけでなく、20分後の再生も行うので、長期記憶へ短期記憶が送られたかどうか、妨害刺激に対して、どの程度の耐性があるかなどチェックできるらしい。
アーチャンの場合、刺激語が10個の課題に対して、最初の自由再生が1回目1、2回目6、3回目5、4回目6、5回目8でした。
妨害刺激の後は、少し難しかった様子で、2でした。
20分経過してからの、再生では、こちらは6と、短期記憶が長期記憶に保持されていました。アーチャンの年齢での比較できるデーターは無いそうですが、6歳児で概ね6程度らしく、アーチャンのレベルも、概ね6歳児程度の感じらしい。
アーチャンの場合、思い出すまでに時間が少し掛かるし、同じことを繰り返し言う癖もあるので、かかわり方として、辛抱強く答えるのを待ってあげることが好ましいとアドバイスいただきました。
最後に、再認のチェックで、ITさんが読み上げたもののなかに、最初の刺激語(リストA)があれば答えるという形式で、回答6でした。これは6歳児で平均9ということで、アーチャンの場合は、文字の読みの弱さの問題の影響もあるのではとの事でした。
3の、さんすう(おかねのもんだい)の課題
前回、実際のお金(硬貨)を使って、お買物の課題に取り組んだのが、アーチャンには良い刺激になった様子で、昨日カーチャンと一緒に100円ショップで、封筒と連絡帳を入れるクリアフアイルとを買いに出掛けた時、自分で105円のものが二つだから、と自力で計算して、210円の答えを出して、それからお小遣いを入れている自分の財布の中から、100円玉2枚と10円玉とを取り出して、レジで支払ったらしい。帰宅後もすごく嬉しかった様子で、ITさんとIDさんのおかげ、と言って、さっそく御礼の手紙を書いて、買ってきた封筒に入れて、今日の療育の時に手渡していました。ITさんもとても喜んでくださいました。これをきっかけに、計算は何の為に必要で、それができると買物もできるし、楽しい事が増える、という事に気付いてくれて、意欲が湧いてくると良いなと思います。
今日の課題でも、50円玉や5円玉の使い方がうまくなっていた様子。でも、7と8とは間違え易いらしい。