中之島の「ぬし」をつくろう!

音遊びの会さんのワークショップ演奏が終って、4時過ぎで時間あったし、アーチャンは、かえっこでおもちゃ選びするのが気に入っていて、いろいろなワークショップ参加すると、かえるポイントもらえること知ってるので、眼を輝かせています。最初に、キスヒサタカさんの水都体操に参加して3ポイントゲット。
それからワークショップハウスを覗くと、関野宏子さんの、中之島の「ぬし」をつくろう!というワークショップされていたので、妻子が参加。いろいろな色のフリースの生地から好きな色のものを一つ選び、二つに折り畳んだ状態で、イメージしたものを描くと、それを関野さんがミシンで縫ってくれて、後は自分で裏返して綿を詰めて、上から顔とか描いて完成。それをさらに関野さんが組み合わせて、3日間で大きな「ぬし」を作るらしい。少し前に参加した、伊丹市立美術館での、ひびのこずえさんのワークショップの事を思い出しましたが、ミシンで縫うという子供には少し難しい部分をアーティストがサポートする事で、参加しやすくなるし、それを見守る子供達には何となく、関野さんが縫い物をするお母さんのような場の親しみ易さが出ていて、とても良かったと感じました。楽しい時間が過せました、感謝です。
水都大阪2009も明日でお終い、楽しい企画に感謝です、学ぶところたくさんありました。

最初にフリースの生地を選びます。アーチャンは黄色の生地を選びました。スタッフの方がハサミで適当な大きさに切ります。二つに折り畳んだ布に好きな絵を描きます。

縫ってから裏返すので、最初はイメージの輪郭だけで良いのですが、アーチャンはその辺り理解難しいので、細部まで描きこんでいました。これは何?と聞くと、少し前の天王寺動物園での、remoscopeのワークショップの時に撮影した、ドジョウを取り逃がして他の鳥に横取りされた水鳥らしい。何でそんな事思い出したのか、その時は分かりませんでしたが、たまたま偶然、その日の夜に水都大阪の水辺の劇場で、remoさんのワークショップがあり、音遊びの会さんのワークショップの後で、スケジュール看板にremoさんの表示見て僕が気付いて、カーチャンとremoの甲斐さんも来られるのかなと話していて、アーチャンその話を傍で聞いていたのか、思い出したんでしょうね。ちょっとビックリするくらいの不思議な記憶力。短期記憶弱いのに、何故こういうエピソード記憶はもの凄く強いのか、やはりそれなりにメカニズムがあるに違いないと確信する。甲斐さんにもお会いできました。(次の日の朝御飯の時に、その事を聞いてみると、会場に展示されていた、井上信太さんの動物のオブジェ達が見えて、それで天王寺動物園での楽しい出来事を思い出したらしい。去年の中之島での水鳥のワークショップの事も連想したのかもしれないね。remoの甲斐さんの事から連想したのではなく、偶然だったのかな。でも無意識に耳から入った言葉が刺激を与えたのではないかと想像する。でもそうやって、多様な出来事が記憶や無意識の中で繋がって新しいイメージがアウトプットされていくところ、アーチャンの基礎的な能力がきちんと存在しているところ確認できて、これも良かった。関野さんの、「ぬし」をたくさんの参加者のイメージを縫い合わせるというワークショップの主旨ともつながりますね。)

それを関野さんにお渡しして周囲を縫って頂く。何となく縫い物をするお母さんのようで、子供達との距離もとても親しげで良いですね。

縫い終わるとひっくり返して、綿を詰めていきます。カーチャンもやりたくなり参加。カーチャンのはアケビらしい。

そして完成。カーチャンのは真中に孔が開いています。
最終的に繋げられて、「ぬし」がどんな形になるのか分かりませんが、どこかにアップして欲しいですね。関野さんは個人のホームページもblogも作られていませんし、水都大阪の事務局さんも開催されたワークショップのアーカイブ作成されるのかどうなのか分かりませんが、貴重な記録ですから、アーカイブ作成して欲しいですね。