ダイビル本館:「壊される運命」あきらめぬ 解体秒読み、「生かす会」設立 /大阪

ダイビルの閉鎖前に、200DOORSのワークショップで会場として使用されたので、内部は少しだけ見ておきました。こうやって1920年代の貴重な近代建築を残そうと、最後まで活動している方が居られるんですね。
仕事で少し前に1920年代の建築物のコンヴァージョンのお手伝いをした事がありますが、現場へ行くのが楽しくてしょうが無かった記憶がありますね。栄養の薄いスープのような現代建築でそのような情感に訴えてくるようなものあまり経験しなくなっていますし、あきらめたくない気持ち良く分かります。

今秋解体される築84年のオフィスビルダイビル本館」(大阪市北区中之島3)の保存を訴えようと、府内などの建築家約20人が「ダイビルを生かす会」を設立した。水運で栄えた堂島川沿いに建つ茶色のレンガ造りのビルは、テナントが退去して解体工事の準備が整っているものの、同会は「水都大阪の生き証人の建物の一つ」と訴え「壊される運命とあきらめる人が多いが、本当によいのかと問いかけたい」としている。(中略)
同会はビル周辺を歩く見学会を開催。インターネットでブログ(http://daibldg.exblog.jp/)も開設し、ダイビルを設計した渡辺建築事務所出身のメンバーによる見どころ解説、美術館や商業施設への転用、建築基準法に沿った保存手法などを提案する予定だ。
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090923ddlk27040158000c.html
毎日新聞より引用

中之島界隈のフリーペーパーの「月刊島民 中之島」2009 9/1号も、ダイビル特集ですね。

「月刊島民 中之島」2009 9/1号
http://nakanoshima-line.jp/part/nakanoshima/toumin.html