こころの未来研究センターにて療育

午後3時から京都大学の、こころの未来研究センターにて療育を受ける。今日も担当のITさんとIDさんのおニ人で見ていただきました。

今日の課題
1、パソコン課題 
2、ひらがな よみかき ちいさな「ゃゅょ」
3、タングラム
4、図形のクイズ

療育の部屋の奥にプレイルームが備えられていて、僕達夫婦はそこで待機。

2の、ひらがな よみかき ちいさな「ゃゅょ」の課題は、「ひゃひゅひょ」と「みゃみゅみょ」に取り組みました。「ひゃひゅひょ」は少し言いにくい感じらしい。頭の中で音声を合成することが負荷になっている様子。でも読みのメカニズムは理解しつつある様子らしく、家でも図書館から借りてきた本など音読しているときも、少しずつですが、うまく読めるようになってきていますし、継続しての繰り返しの練習が効果あるようですね。
3のタングラムの課題は、前回からの「さかな」「ヨット」の課題は形を覚えている感じでよく出来ている様子。新しい課題の「うさぎ」のうち、分離している形はすぐに形を埋めることができたが、隣接して複雑な形になっている部分は少し難しかった様子。(こちらでのタングラムは型紙を線画のシルエットの上に載せていくものなので、先に置いたピースが動きやすいところがあり、その影響もある様子。昨日の長居の療育園でのブロックを使ったOTは、ブロックがはめ込み式で、一度入れると固定されるので、手の操作としてやりやすかったのかもしれないようです)
4の図形のクイズは、最近私が特に意識している重なり図の描画がこの子たちに出来るのかという点について、まず重なり図自体を認識できているのか否かをテストしていただきました。(その場で書き写したメモのままなので、少し乱雑な図ですが、テストで使われた元図は、パソコンのソフト使って描かれています)
最初は平面の線画が重なっているもの。丸で囲んでいるのがアーチャンが回答したパターン。
NO1の課題は線を色分けしています。NO2はモノクロの場合。いずれも二つの図形の重なり図として分離して認知できている様子。これは二つの回答のパターンのどちらかが正解というものではありませんが、どういう具合に視覚認知ができているのか確認できるようです。

次に、アイソメ図表現の2.5次元のイメージの場合。
最初のNO3は図形が上下に蜜に並ぶ配置になっている為か、もしくは質問の意味がまだよく理解できていなかったのか、これ以外の課題とは異なり、後ろの線が切れている方のパターンをマークしていました。NO4〜6は線が横に描かれていますし、つながった方を選んでいるので、うまく重なり図として認知できているようです。NO3とほぼ同じ描画のNO6がつながった線の方で答えています。次回以降で、アニメーションソフトを使って、最初に線のみ表示されて、その後で箱が出てきて線を隠して、その後で箱を取ったらどう見えますか?という感じでテストしていただけるようです。いろいろと課題を工夫していただき感謝です。(少し前にアーチャンが小学校の宿題の日記に描いた、二条城での放鷹術のイベントのテントの絵をお見せして聞いていただいた事から、つなげていただいたようです)