『contact Gonzo:「the modern house─或は灰色の風を無言で歩む幾人か」project MINIMA MORALIA section 1/3』

午後、大阪府立現代美術センターにて、contact Gonzoというグループのイベントを観てきました。彼らのコンセプトに『痛みの哲学、接触の技法』とあるので、最近の僕の興味である、自己描像と感覚とがかみ合わない不安のようなものの理解を深めてくれるのではないだろうかと期待しました。
既にいくつかの画像をyou tube等で発表されていて、事前に見ておいたのですが、これはちょっときついなと思い、家族は連れて行きませんでした。パブリックの施設でやれる限界かな。
昨日見てきた、ロボット演劇の時にも、自己の感覚をより鮮明にするものとして、ピザをムシャムシャ食べながら、会話するというところに意識が行きましたが、今日も、小さな水を入れたペットボトルがあちこちに置かれていて、せわしなくそれを呑んだり取り合ったりしていました。4人の演者がもつれあい、ドツキながら距離や痛みの感覚を確かめ合うようにしていて、また水を飲むことで、体の内部の充填感も生じてくる。彼らの感覚はごくノーマルであり、統合されていて、破綻が無い。意識や創造力の起源は、自己描像と感覚とがかみ合わない不安から生じてくるのではないだろうかと空想する。

contact Gonzo:「the modern house─或は灰色の風を無言で歩む幾人か」project MINIMA MORALIA section 1/3』
http://www.osaka-art.jp/genbi/competition/yoshihara_ap/final/about-m.html
大阪府立現代美術センターのホームページより引用

contact Gonzoさんのblog
http://gonzo2008.exblog.jp/

空腹の技法 その4 contact Gonzo
http://www.log-osaka.jp/article/index.html?aid=292
LOG osakawebmagazineのインタヴューより引用