府庁舎WTC移転反対 共産党大阪府委員会が表明

下記記事中の「関西財界のために無駄な大開発」は、おそらく下記の知事と特別顧問団との意見交換会での添付資料内の計画と推測されます。低未利用地の適切な開発誘導は一定必要ですし、文化、福祉、医療、教育の予算削減ともリンクして考えるものではありませんが、丁寧な説明が要請されるところですね。財政改革と開発誘導の提言を同一者が行う功罪も考慮すべきでしょうね。大阪市の前市長の関氏が市議会で述べられた答弁は参照するべきと思います。

共産党大阪府委員会は九日、府庁舎を大阪市第三セクター大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC、同市住之江区)に全面移転する構想に対して反対の見解を表明した。移転構想をめぐっては、橋下徹知事が費用面や大阪の活性化という観点から推進。二月定例府議会で移転に関する条例案などを提出し、同意を求める考えを示している。
府委員会はWTCの購入費が未確定、現庁舎の跡地の売却益は不透明といった理由から「移転が最も安上がりと力説する確かさはない」と主張。また構想を推進する橋下知事を「関西財界のために無駄な大開発を進めようとしている」と批判している。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/090210/20090210002.html
大阪日日新聞のホームページより引用

知事と特別顧問との意見交換会概要【第6回】について
http://www.pref.osaka.jp/fumin/html/21195.html

1.日時:平成21年1月29日(木) 9:00〜11:45
2.場所:大阪府公館 大サロン
3.出席者: 知事、上山特別顧問、北川特別顧問、永田特別顧問、橋爪特別顧問、
      本間特別顧問、森下特別顧問
4.テーマ:都市構想?ほか
【配付資料】
○『都市構想(素案)』 大阪府・大阪市連携による新たな取組み
○『都市構想』、『新都心構想』(意見交換会用資料)

【 平成19年8・9月特別委員会(市政改革)-09月19日−02号 】
関市長答弁
http://www2.city.osaka.jp/shikai_kensaku/cgi-bin/WWWframeNittei.exe?USR=webusr&PWD=&A=frameNittei&XM=000100000000000&L=1&S=15&Y=%95%bd%90%ac19%94%4e&B=255&T=1&T0=70&O=1&P1=&P2=&P3=&P=1&K=80&N=2993&W1=%8f%e3%8e%52&W2=&W3=&W4=&DU=0&WDT=1

もちろん、市政改革推進会議、これ上山さん委員長で今やってるわけですけど、どっちかというとこれは、非常にある意味で私の解釈は、アメリカ式の、例えば企業は非常に本当に倒産寸前になっているとか、その建て直しとか、そういうときには極めて有効な手段だと思っています。
 大阪市も、ああいう2年前あるいは3年前の危機的な状況のときには、この外部の推進会議の意見、あるいはこのやり方というのは非常に効果があったと私は思っています。
 ただ、このやり方は、未来永劫、大阪市のために本当に長期的展望に立ってこれがいいかどうかと。これもまた別の問題でありまして、市政改革推進会議の委員の方の任期は来年の3月末まであるわけでありますが、その後どういう形で外部の意見を、あるいは外部の目で見た市政の状況、これを我々が市政にどう反映していくかというそういう委員会の形態等、あるいはメンバー等については、これはやはり見直す時期はあるわけでありまして、そういうことは十分念頭に置いて、現在まずは目下のいろんな課題に対応しているわけです。
 しかし、そういう長期的展望も私自身は決して忘れているわけではないわけでして、やはり目的は、20年、30年後の大阪市のために本当に役立つこと、今やるべきことは何かということを真剣に考えて対処しなければならないと、その一点にあるわけでして、決してこのままのことをずっとやる、それが将来のためにいいとか、そういうような考えは持っておりません。