パラモデリック・グラフィティatなにわ橋駅

近くの区民センターでのワークショップが予定よりかなり時間が掛かり、会場に着いた時にはダンスのワークショップは既に始っていました。3組のいろいろな方のコンテンポラリーダンスは、アーチャンには少し難しいかなと思っていましたが、楽しかった様子でした。帰宅後アーチャンはたぶん出演された、きたまりさんのダンスと思いますが、よく覚えていてのけぞりながら廻るところ真似て踊っていました。
たくさんの方が来場して、パラモデルさんの作品と渾然一体となっていて、楽しい雰囲気。床にも壁にも天井にもプラレールが敷き詰められ、繋げられているので、ダンスの激しい動きで、潰れているところも結構ありましたが、壊れながら修復していく感じも狙いの一つなのかもしれないですね。アーチャンはまだ充分に歩けないので、子供用の車椅子に乗っていますが、床は隙間無くプラレールが敷き詰められ、車椅子は通れないので、受付で預かっていただき、アーチャンを抱っこして見ていました。他にも車椅子で来られている人も居ましたが、どうやって中にアプローチされたのかは分かりませんでした。その辺り作品イメージをもちろん優先して作るべきですが、これだけ大きくて密度の高い作品となると、ある程度鑑賞に際してのバリアフリーについて考慮すべきかもしれません。

このところ、盆景とか景色盆栽とか、ベトナムのホンノンボなど、アート化された箱庭のようなメタ化されたランドスケープのようなものを意識的に見ていたので、こちらでの作品も同様な意識で見つめていました。でもパラモデルさんの作品は、近くに寄って見る場合には、盆景などと同じように自分がガリバーにでもなったかのように俯瞰的な感覚を感じるのですが、それらを過剰に延々とつないでいったものを離れて見てみると、今度はそれらによって取り囲まれて、自分自身が縮小してしまったような気持ちになるようでその切り替わる感じがとても面白いですね。

アートプロジェクト 【パラモデリック・グラフィティatなにわ橋駅
公開作品制作:1月19(月)〜24 (土)
展覧会 :1月25(日)〜3 月末
【時間】12:00-19:00
場所:アートエリアビーワン
http://artarea-b1.jp/schedule.html