橋下知事「文科省は**」発言

学力テストに関して、橋下知事のあいかわらずの過激な発言。NHKは子供達への影響を考慮してか、問題部分はカットして放送していましたね。当方もそれに倣い**と表現します。
検索すると、いくつか知らなかった情報もありました。日本が参考にした、イギリスでは既に弊害が多いとして、全国学力テストのうち14歳の分については廃止決定したそうです。学力テストの弊害については多くの識者が意見言われていますし、周回遅れの感がありますね。データー公開しないのが**なのか、これからも学力テスト続けようとするところが**なのか。

橋下知事文科省は**」発言の「正しい」所と「違う」所

加藤浩次は、「(データを)要らないという所なんてあるんですか?」と聞いた。教育評論家の尾木直樹は、「要らないという所があるわけがない」 加藤は「ある程度の競争は必要だと思う。橋下知事のいうことはわかるんですが」
しかし尾木は、「60―64年にそれをやって壊滅的なダメージを負っている。競争対策がこうじると学力の向上にはならない。今でもそれをやってるところもあれば、大阪みたいに何にもしてないところがある」「だから、比較しても意味ないんです。イギリスは今年からやめた。その意味では文科相のいうことは当たっている

Jcastテレビウォッチより引用
http://www.j-cast.com/tv/2008/12/17032330.html

School report cards announced; and the end of tests for 14 year olds
http://www.direct.gov.uk/en/Nl1/Newsroom/DG_172333
Directgovより引用

競争しても学力行き止まり イギリス教育の失敗とフィンランドの成功 (朝日選書 831)

競争しても学力行き止まり イギリス教育の失敗とフィンランドの成功 (朝日選書 831)

一部引用

1997年3月、10万人の生徒が「破壊的である」ので特別学校に移して授業すべきだという声明を、当時のイギリス第二の規模の教師組合である「全英校長・教師組合」が発表した。特別処置の必要な生徒の教育を普通学級で行うといういわゆる統合教育は、30年近くイギリスで追及されてきた。1981年教育法でも、可能なかぎり統合教育を追及する姿勢が貫かれている。ところが、サッチャー教育改革以降、事情が違ってきた。学校は競争させられるのである。そのためには普通学級に在席して手を焼かせる「問題児」が邪魔になってきたのだ。(中略)学校を競争原理で組織すると、どのような結果を生じるかを、このデーターはきわめて端的に物語っているだろう。