なにわ人模様:「障がい」のある子どもの教育を考える北摂連絡会・鈴木さん /大阪

まったく同感ですね。先日書き込んだ、海外で起きた問題http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20080925/schoolは、日本でも起きるだろうと懸念します。コメントの中、「障害児やお年寄りも、成果の悪い存在と排除されるのではないか」という部分にも、先天性染色体疾患の娘と透析治療を受けている母を持つものとして現状は不安でなりません。
当方のblogで繰り返し取り上げてきた橋下知事の知恵袋とされる大阪府特別顧問の上山信一慶応大学教授http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20080911/memoの彼のblog上での差別や偏見を助長する発言は当方の指摘後も、現在でも修正等されておらず、繰り返しアクションしていくしか無いのかと呆れるばかりである。

なにわ人模様:「障がい」のある子どもの教育を考える北摂連絡会・鈴木さん /大阪
橋下知事が学力テストの成績公表を要望したことに、「点数を取れない知的障害児が排除されかねない」と危ぐした。府内の障害者団体などに呼びかけ、「『共に学び、共に生きる教育』ネットワーク」を8月に創設。約120の団体が参加し、知事へ成績公表を控えるよう要望した。かなわなかったが、これからも質問状を提出するなど「過去の問題」にしないつもりだ。
成果主義を危ぶむ。「障害児やお年寄りも、成果の悪い存在と排除されるのではないか。障害者が生きやすい社会は、誰にとっても生きやすい社会ということ。高齢化も進む中、そういう社会をみんなで作っていきたい」
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20081102ddlk27070307000c.html
毎日新聞のHPより引用

下記に再度、大阪府への要望メール転載します。

府特別顧問に対する質問

報道にて、大阪府の特別顧問のメンバーを知り、そのうちの、上山信一氏について、上山氏が個人で書かれているblog日記を検索して拝読したのですが、府民として、疑問に感じる内容の記載があり、訂正もしくは削除の指導を願いたいと思いました。
問題を感じた記述は下記の内容です。
2008年 03月 10日の日記から引用
http://www.actiblog.com/ueyama/54055

・福祉徴用の時代

「これからの行政の中心課題は福祉、介護、医療などの人的サービス分野だ。きめ細かいサービスの提供には手間と費用がかかる。しかも受益者がうるさい有権者である。手抜きはできないが財源とマンパワーには限界がある。特に医療は厄介だ。医療とは不思議なもので医療水準が向上すればするほど病人が増える。検査で早期発見される。その上、弱い遺伝子を抱えた人たちが生き延びる。世代を重ねるごとに人類は病弱になるという説もあるほどだ。とにかく手間とお金のかかる病人が増えていく。かつて人は年をとると病気を抱え、寝たきりになりほどなく死んでいった。しかし医療が充実すると深刻な病気を抱え寝たきりで長生きする老人が増える。長生きは個人と親族にとってはうれしいことだがマクロの行政コストという意味ではバッドニュースである。」

上記の、この日記が書かれたのは、橋下知事が、顧問就任を要請されたニュースが流れた後と記憶します。
当方は、母が透析治療を受けていて、また、娘は先天性の染色体疾患で生まれ、家族が様々な形で医療や福祉の恩恵を受けていますので、感謝の言葉以外ありませんし、言われている主旨は行政運営上の問題点として、理解しますが、当事者としては、このような発言は、とても不愉快なものです。
私達のような存在を、行政にとっての、バッドニュースと感じておられる、もしくはそのように行政は感じているに違いないと、想像されている学者さんが、無報酬とは言え、顧問になられるのは、好きにしていただいて良いですが、せめて、上記のようなコメントに関しては訂正もしくは、削除の対応を指導いただきたいと思います。
以上。

追伸
このメール送付後、さらに検索してみたのですが、上山信一氏のこのコメントは単に、上山氏が個人的に考えを述べた物ではなく、ITproというインターネット上の情報誌への投稿として、ビジネスとして広く、行政運営について、学ぶ方々へ向けて発言されたものであることを知り、さらに驚いています。
誰も疑問を感じなかったのか、不思議でありません。
アドレスは下記です。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080310/295731/?ST=govtech

おそらく、大阪府のPT案作りに深く関与されていると思われる、特別顧問の思想がこのような、差別や偏見を助長するようなものであることを知ると、とても怖いものがあります。