橋下知事「手を出さないとしょうがない」 体罰容認発言

騒々しい限りであるが、橋下知事の発言を取り上げる各メディアによって表現が違う部分があり気になった。

大阪府橋下徹知事は26日、堺市で開かれた「大阪の教育を考える府民討論会」(府、府教委主催)に出席、学力向上のための緊急対策に盛り込んだ反復学習の実施に理解を求めた。一方、「口で言って聞かないと手を出さないとしょうがない」と体罰を容認する発言をした。
 知事は「私は学力を必ず上げます」と断言、「子どもが社会に出て壁にぶつかったとき、乗り越えられる能力が絶対必要だ」と訴えた。一方で「子どもが走り回って授業にならない。ちょっとしかって頭でもコツンとしようものなら、やれ体罰だと叫んでくる。これで赤の他人の先生が教育をできるか」と話し、どこまでを教育と認めるか合意形成が必要だとした。
http://www.asahi.com/politics/update/1026/OSK200810260045.html
朝日新聞より引用

体罰容認的発言のところで、「子どもが走り回って授業にならない」という発言を載せているのは朝日新聞だけのようである。他の新聞社はあえてカットしたのだろうか?
直感的に発達障害のある子ども達のこと連想したのだけれど、このような知事の大雑把な安易な発言が元で発達障害児への差別や偏見が生じない事を願うばかりだ。
少し前の運動会の際の、特別支援教室の先生方の丁寧なサポートによって我が子含めて発達障害のある子供達が、お友達と一緒に参加できていて、感謝の気持ちで一杯になったこと思い出す。毎日、現場の先生方の尽力に頭が下がる思いだ。
余談であるが、この「大阪の教育を考える府民討論会」の案内状は府下の小中学校生全員に配布されたらしい。我家もいただいたが、いただいた日は既にこの第一回目の討論会申込み期日を過ぎていた。後日、御丁寧なことにそのことに対するお詫びの書面が教育委員会より届いた。理解出来ん文面。