第五十五回 日本伝統工芸展

陶芸制作の帰路、心斎橋のそごう百貨店に行き「日本伝統工芸展」を見てきました。日本の様々なジャンルの工芸のトップランナーの方達の作品が見ることができます(しかも入場無料です)
それぞれが個性的でありながら伝統的な様式美へと昇華しているので、これだけの量の作品が並ぶと、互いの作品の輪郭や材質感が共鳴して、その強度が一番心に響いてくるようです。
昨年の受賞作品の中で印象的だった螺鈿飾箱「落流」を制作された松田典男さんと、積層硝子皿「月暈」を制作された小島有香子さんの新作も展示されていて、今回もとてもシンプルで強度に溢れた作品でした。
今回の作品のうち、特に印象に残った作品は、小宮康孝さんの江戸小紋着尺「フランス縞」http://www.nihon-kogeikai.com/KOGEITEN/KOGEITEN-055/KOGEITEN-055-00292.htmlでした。
日本工芸会さんのホームページは作りが丁寧で、作品を作る側と見る側と両方意識されていて、現代アート以上にインタラクティブなあり様を示しているように思います。

第五十五回 日本伝統工芸展
http://www.nihon-kogeikai.com/KOGEITEN/KOGEITEN-055/KOGEITEN-055.html